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処女がレイプされてもめげずにスケ番になる話
【制服 官能小説】

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第1話-1


「んんーーーーっ!!」

 破瓜の激痛が少女を襲った。
 誰も受け入れたことが無い聖域はぶちっという音とともにあっさりと破られた。
 自分なりに甘い想像をしていた処女喪失とは全く違う、考えうる限り最悪の形であった。
 口と四肢を押さえつけられ全く自由が利かない状態で、ただ一方的に奪われた。

 力ずくで開かせた膝を握り、奪った男は感触を確かめるように腰を揺する。
 わずかなその動きだけで気が遠くなる痛みが襲ってくる。
 眼まなこを極限まで見開き、必死に呻き声を上げる自分の様子を周囲の者たちは嘲笑う。
 やがて始まった腰のグラインドに重なる痛みは意識を失うことすら許さない。

 ただ絶望の中でホコリ臭いたまり場から開放されるのを願うことしか出来なかった。

………

 東条沙耶香とうじょうさやかは高校1年の春に転校し、その日の内に不良グループにレイプされた。
 自己紹介のホームルームの後で最初に話しかけてきたのは隣の席の女生徒であった。
 濃い化粧をして赤い髪をしたヨウコは明らかにガラが悪かったが、勝気な沙耶香は「田舎はこんなもんだろう」と気さくに応じた。
 なんの疑いも無く「放課後、町を案内しよう」という誘いにのる。
 しかし誘い出された先の倉庫で待っていたのはヨウコが属する不良グループの男たち。
 転校生の垢抜けた雰囲気と生まれ持った美貌に嫉妬を燃やしていたヨウコは男たちをけしかけて沙耶香を蹂躙させた。
 4人の男たち全員の精を注がれて開放された時には感覚が麻痺して破瓜の痛みさえ感じていなかった。
 ただ膣内に強い違和感を感じながら、呆然と家に帰った。

 そして引きこもる。

 幸い安全日であったようで妊娠はしていなかったが、そんなことは引き裂かれた精神を癒してはくれなかった。
 何も語らない沙耶香に転校初日にいじめにでもあったかと片親の引け目もあって母親は見守ることしかできない。
 布団の中で絶望と悔しさに涙を流し続ける日々。
 永遠に続くかとも思われたが、生来の勝気さと若い精神はそのまま心の死を迎えることをよしとはしなかった。

 少しずつ絶望が悔しさに。
 悔しさが怒りに。
 怒りが克己心へと変わっていく。

 数週間後には、このまま引きこもって生涯を終えるくらいならば、開き直って復讐をしてやろうと暗い決意を固めていた。

 最初に行おこなったのはリーダー格であった男の篭絡である。
 2ヶ月振りに登校すると、驚きと嘲笑を浮かべたヨウコを尻目に、グループのまとめ役であるシンジにアプローチをかけた。
 なんのひねりも無く、「貴方が忘れられない、貴方意外に抱かれたくない」というと疑いもせずに自宅の部屋に連れ込まれた。
 既に覚悟を固めている沙耶香はそのまま抱かれる。
 嫌悪感が強いものの、喪失したときの状況に比べたらはるかにましである。
 燃え立つ男に対して、わずかな肉体の反応とともに冷静に観察して情事を終える。
 どうやら自分の美貌に執着がある様子を見て、さらにつながりを強める決意をする。

 そうして数週間後にはグループ内で確固たる地位になっていた。

 訝しがるヨウコにはあたりさわりのない対応をする。

 男たちにはシンジの手前はっきりとは出さないが、少しずつ色目を使う。

 やがてシンジ対それ以外の男たちという図式が出来ると、一気にシンジを追い落とす。
 リンチされたシンジはボスとしての矜持を踏みにじられメンバーの一員として一段下の立場に落ち着く。
 3人の男たちは沙耶香をめぐってけん制しあうという状況になると、もう沙耶香の思うままであった。

 最終的には男たちにヨウコをレイプさせて復讐は終わった。

 復讐は終わったものの、既に不良グループの一員として周囲には認識されておりそのまま振る舞い続けるしかなかった。

 そうして一人のスケ番が誕生した。




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