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素肌のままで
【女性向け 官能小説】

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「このまま、俺と付き合わへん?」
「・・・イヤです」

「結婚を前提に付き合ってほしい」
「イヤ、です」

「俺、絶対浮気せぇへんし」
「イヤです」

「ちゃんとエリートで居続けるから」
「イヤです!」

「真実ちゃんが俺に本気で好きじゃなくても構わへんし」
「三浦さん!」

「何?」

「私の返事、聞いてますか?」

狭いコートの中でくるりと態勢を変えれば、目の前に三浦さんのネクタイがあった。

「聞いてるって。ちゃんと聞いてる。
エリートと結婚したいんやろ?
本気の男と結婚したくないんやろ?
そして、ちゃんと真実ちゃんの事を世界で1番可愛いと思ってるよ。
俺にしとけよ」

「イヤです・・・」
「なんで?」

「イヤな物はイヤなんです」
「せやから、理由を言えって」

「本気の男とは結婚しないって決めてるんです」
「うん」
「だから、三浦さんとは・・・結婚できないんですっっ」

「真実ちゃん、それって・・・・」




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