ま-6
ずっとずっとつながっていたくてぎゅっと抱きしめた。
「真実」
三浦さん自身と、声と手で私を惑わせる。
「あ・・・・ぁぁ・・・ぁ」
思わず流れ出る声を、嬉しそうにキスで受け止めて
そのまま律動を早くした。
「みうらさ・・・・っ」
好きっ―――
言葉に出さない言葉を
このオトコは絶対に見抜いてて
そして、目を細めて嬉しそうに笑う。
「俺も好きやで」
その「も」って、なにっ・・・
「んっっ・・・・・ん」
一層ぐっと奥を突かれて、何も考えられなくなる。
「すきぃぃぃぃ・・・・ぃ」
思わず隠し切れなくなった言葉に
満足そうに笑って
「おれも」
耳元でささやきながら、私をぎゅっと抱きしめて三浦さんは私の中で果てた。
その感覚が、ゴムの中だって言うのに
ドクドクと感じる事が出来て
私も一瞬遅れて三浦さんの感情の後を追う。
「あ・・・あ・・・ぁ・・・・ぁぁ」
そっか。
好きなオトコに抱かれるって
この感じだ・・・
ずっと昔に、捨てたはずの感情を・・・思いだした。