隣のお姉さんは、誰と-9
「どーれ」
岩倉が右手に持ったネックレスの球を一つずつ、美晴の尻穴へと押し込んでいく。
「んっ! い、痛い! いや! いやあぁっ!」
「おお、そうか。痛いか。ならもっとぶち込んでやろう。ほれ!」
手足をばたつかせる美晴を抑えつけると、岩倉はさらに球をねじ込み、ぐりぐり肛門を拡張
してみせた。
「ひいっ! ひいいぃぃっ!」
「おうおう、本当にいい鳴き声じゃな。そそるそそる……よし、まあこんなもんか」
美晴の喚き声に興奮の面持ちを浮かべながら、岩倉がぷりんとした桃尻を眺め回す。
「う、うぅ……」
苦痛に呻く美晴の肛門から尻尾のように飛び出たネックレスの残り部分が、眩い輝きを放ち
ながらちゃらちゃらと揺れた。
「さて、ではいよいよお仕置き本番といくかの」
そのままの体勢から、岩倉がさっと右手を上げる。
「そりゃ!」
思いきり、美晴の尻を張り飛ばした。
「ひいぃっ!」
美晴の甲高い悲鳴が、部屋中に響く。
「ほれ、ほれ、ほれ、ほぉれぇっ!」
サディスティックな笑みを浮かべながら、岩倉は何発も何発も、やりたい放題に美晴の尻を
はたきまくった。
「いっ! いたっ! いやっ! いやああっ!」
柔らかな肉塊がぶるぶると震えるたび、美晴の首が連動するように左右に揺れる。
「ひっひ、まるで猿のようなケツになったの」
白く滑らかな臀部に赤い手形がべったり張りついたのを確認してから、岩倉が荷物のような
扱いで美晴をベッドに投げ捨てた。
「ふん、少しは自分の立場を思い知ったか。この猿以下のバカ女め」
見下すように言い放つと、リボンを拾い上げてずいと美晴に顔を寄せる。
「で、だ。それだけは、などとほざくからにはこのリボン、何か特別なものなんだろうな?」
「……だ、大事な人からの……プレゼント、です」
観念したようにうなだれながら答える美晴を、岩倉がふふんと鼻で笑った。
「大事な人……恋人とか、そういうやつか?」
「将来、そうなれればと……」
鈍く濁った眼光とともに放たれた疑問に、美晴がおずおずと答える。
(み、美晴姉ちゃん……)
やはり、美晴は自分を待っていてくれたのだ。
長い間胸のうちに抱いていた確信がうぬぼれでも勘違いでもなかったことを知って、隼人は
こんな状況でありながらついつい顔をほころばせる。
「ほー、将来。と、いうことは……お前もしかして、まだ処女か?」
「……」
岩倉の不躾な質問に、美晴は無言のまま恥ずかしそうに頷いた。
「ほうほう、そいつは結構な話だな。どこのどいつか知らんが、わざわざワシのためにお前の
処女を取っておいてくれるとは、嬉しくてガマン汁がびちょびちょ出るわい」
下品なことを言いながら、岩倉が手にしたリボンと美晴をじろじろと見比べる。