隣のお姉さんは、誰と-11
「んっ! んぐっ! んんっ! んんんーーーっ!」
「おうおう、確かに処女じゃな! ぎちぎちときつくて破りがいがあるぞ!」
泣き叫ぶ美晴に対し、岩倉は愉悦の表情を浮かべながらなおもぐいぐい腰を押しつけた。
「うぐっ! んぐぐっ! んっんっ! んぐうううっ!」
「ひっひ、泣け泣け! お前がピーピー騒げば騒ぐほど、ワシはますます燃えてくるわい!」
そんな半狂乱の時が、しばらく続いて。
「……お?」
岩倉の動きが、一旦止まる。
「どうやら、破ったようだの」
鼻息荒く、勝ち誇ったように呟いた。
「う……ううっ……」
「ふん、いくら泣いても今さら元になんぞ戻りゃせんわい」
すすり泣く美晴にそう吐き捨てると、岩倉はすぐに本格的な抽送を始めた。
「ひっひ。やはり初めの一発は子宮に注ぎ込んでやるのがいいかの」
ぶつぶつとそんなことを言いながら、身動きのとれない美晴を徹底的に責め抜いていく。
――やがて。
「出すぞ、出すぞ、出すぞ! ほれ、くらえいっ!」
岩倉が美晴の両脚を自分の胴に絡ませたまま容赦なく膣の奥に精を吐き出し、
「ん、んん……う……うぅ……」
美晴はびくんびくんと身を震わせながらも、その全てを余すことなく胎内へと受け入れた。
「ふう、出た出た。さて、次は髪にかけてやるか、それとも耳の穴にするか。せっかくだから
好きな方を選ばせてやるぞ、ひっひ」
「う、ぅ……」
薄汚く笑う岩倉を見上げた美晴の目から、宝石のような涙が一粒、こぼれ落ちる。
(っ……くっ……!)
その一部始終を見つめていた隼人の唇から流れたのは、真っ赤に染まった血の滴。
飛び移ることは、可能だ。
子供の頃のように、美晴の部屋へ飛び込んでいけばいい。
何なら窓の一枚くらいぶち破ってやるのもいいだろう。どさくさに紛れて、ガラスの破片で
あのオヤジの頸動脈を切ってやるのも悪くないアイディアな気がする。
だが、隼人にはそれができない。
できるはずなど、なかった。
隼人は今、両膝を床についたまま、立ち上がれないほどの脱力感に襲われている。
「あ、ああ……」
がっくりとうなだれ、肩を落とした。
ぼんやり霞んだ視界に飛び込んできたのは、先っぽを濡らしながらぎんぎんにいきり立つ、
自らの一物。
そして――。
今まで見たこともないほど大量の白濁がべったり張りついた、自室のくすんだ壁であった。