透明の海-1
広間で待つ夏希は若い笑顔で手を振って僕を向かえてくれていた。
「直人、ここにいるわよー」
「遅れてごめんね夏希ちゃん」
「全然いいの。凄い広間で驚いちゃった」
夏希は話を逸らすように空間を見渡しながら純粋な笑顔で輝いてた。
「隣、座ってもいいですか」
「どうぞ」
僕を笑顔で見上る夏希の胸元からは露わな下着が覗け脚元を隠す攻撃的なミニスカートは僕の股間を刺激するには十分な魅力だった。
「本当に美しいです」
若い夏希に見惚れ素直にこぼした言葉だった。
「やだ、何言ってるの」
「いや可愛いです」
「ちょっとどうしたの直人」
「今日来てくれて有難う夏希ちゃん」
「ちょっと、やだよ直人」
夏希はミニスカートの膝頭に手を添えて薄いピンクに火照った小さな顔で恥じらいながらも裸の肩に手を添えて嬉しそうに脚元に視線を落として自身の美しさを確かめているようだった。
「さすがモデルさんですね」
「いやよ直人。そんなに見ないで」
僕を見上げるように本当に恥らう夏希は堪らない可愛らしさで僕の心を掴み続けてしまっていた。
「ごめん。見惚れてしまいました」
夏希の隣に座った僕の反り返る勃起を抑えるのに僕は必死だった。
「直人はこの部屋に住んでるの」
「僕はあまり住んではいないよ」
「じゃぁ誰も住んでないの?」
「姉が管理者なのでしばしば来るようです。僕は幾度か本当に綺麗な景色を見に来る程度なんです」
若い夏希の身体を楽しむ欲望を抑え冷静に返答する事で精一杯だった。
「素敵!ありがとう直人」
夏希の綺麗な脚線とモデル体型の身体が堪らなく僕は反り返る勃起を宥めながら我慢の限界を認め次の行動に移す為に夏希の綺麗な瞳を見続けることしかできなかった。