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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈弱虫の決意〉-7

『ああ、そうそう。君の相手をするのは俺じゃないから。結構なイケメンを用意してあるんだ……お〜い、入ってきて挨拶しなよ』


ドアの向こうで待っていたのか、タンクトップにショートパンツという格好をした二人の男性が入ってきた。

先に入ってきた男性は背が高くて丸刈りで、筋骨隆々な体つきと精悍な顔立ちは屈強な兵士のようだ。
そして次に入ってきた男性を肉眼に捉えた時に花恋は、思わず息を飲んで仰け反ってしまった。


(ひ…英明…さん……?)


目鼻立ちの整った顔立ちは英明と瓜二つで、微笑む表情も酷似というレベルを越えていた。
だが、胸板の厚さや腕の太さは明らかに違っているし、身長の高さも頭一つ分は違う。


『君が花恋ちゃんだよね?どうぞ宜しく』


別人と分かっていても、あまりにソックリな男性に花恋は驚きを隠せず、孝明の時のように差し出された掌に握手で返せない。


『残念だね、花恋ちゃんには握手の習慣が無いんだ。なんたって正体はあの有名な超A級スナイパーだからね』

『そうなんですか?そうか、君があのデュ〇ク東郷だったんだ?』

『ハハハ!女の子には分からないんじゃない?ほら、キョトンとしてるじゃないか』


いま起きている笑いは、花恋を蔑むものではなかった。
今日もまた嘲りと侮辱の雨に打たれるとばかり思っていた花恋には意外な事の連続で、少しだが表情に柔らかさが戻っていく。


『僕は友介って言うんだ。宜しく』

『僕は隼人だ。宜しくね』

「あ……はい……“宜しく”……」


丸刈りの男は友介という名前で、英明にソックリな男は隼人と言った。
確かに格好いいイケメンではあるが、それをもって撮影を認める理由にするには弱すぎる。


『そういやどんな“仕上がり”になるか見せてなかったね。大丈夫、誰にも君ってバレないように作るから』


孝明はポータブルDVDプレーヤーを机の上に置くと、映像が映された画面を見せた。
そこには目元にモザイクが掛けられたブレザー姿の少女が、友介に弄ばれて喘いでいた。


「ッ……」


股間にもモザイク処理が行われている。
でもその処理は甘く、ぼんやりとだが肉ビラや秘穴が見えていた。



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