桜と桃子と…-6
「お兄ちゃんもやってたんだ…」
その桜のつぶやきに桃子が反応した。
「えっ?なに、【お兄ちゃんも】ってどういうこと?もしかして桜ったら、大地のパンツを持ち出してるんじゃないでしょうね」
隠しても仕方がない。それよりも、自分の下着に大地が興味を持ってくれたことが、桜には嬉しくて仕方がなかった。
「うん。あたしのここ一番のオナニーアイテム。時々洗濯機から取ってくるの。でも、朝になったら戻してるよ」
桜がオナニーに使用していた【特別なアイテム】とはこれだった。普段のオナニーは、先輩から貰った宝物を用いてするが、派手に弄りたくなった時に拝借してくるのだ。その都度翌朝には戻してはいるが、夜中に突然したくなった時のために、緊急時用に1枚だけはベッドの下に隠し持っていた。
時々、朝早く洗面所で大地とかち合うことがあったが、大地も桜達の下着を洗濯機に返しにきていたんだと今気がづいた。
(うふふ、お兄ちゃんの保管用、新しいのに替えてあげようかなあ。エッチな汁をたっぷり染み込ませて)
桜のその楽しい妄想は、桃子の声で中断した。
「だからなのね。時々大地のパンツが見当たらないと思ってたのよ」
そういって得心がいったような表情の桃子を見て、桜ははっとした。
「えっ?じゃあ、昨日の分がなかったのは、お姉ちゃんの仕業なの?」
「うふふ、さすが血を分けた姉妹ね。やることは同じだわ」
桃子は感心したようにいった。
「ホント。でも。お兄ちゃんも同じ血が流れてそうだよ」
桜が自分の下着を袋から出して、ヒラヒラさせながら嬉しそうに返した。
「うふふ、同じだね。じゃあ、せっかくだから大地が帰ってきたら近親相姦やっちゃう?」
「そうね。今日はお父さん達、遅くなるって言ってたしね。やっちゃおうか近親相姦♪」
超零細法人の社長、副社長の両親。今日は取引先の周年記念の付き合いで、2人とも帰りが遅くなるといっていた。
「ああん、たっぷりと楽しめそうね」
興奮した2人の目が妖しく輝き、それぞれが股間に指を這わせた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ただいま〜」
夕方になり、クラブ活動を終えた大地が帰宅し、玄関先で気怠そうに声をだした。
「お帰り〜」
急速に仲良くなった姉妹は、2階から声を揃えて楽しそうに返した。
「ごはん、直ぐに用意するから、先にお風呂入って」
桃子が続けた。
姉ちゃんが夕飯の支度?
大地は一瞬怪訝な顔をしたが直ぐに思い出した。
「あっ、そうか、オヤジ達居ないんだ。姉ちゃんと桜はもう入ったのか?」
ぶっきらぼうな感じで、階下から大地が聞いた。
「まだよ。2人ともごはんの片づけが終わってから入るよ」
「そ、そうか、わあったよ」
2階に続く階段から様子を覗いていた2人には、そう応じた大地の言葉のトーンが、とても残念がっているように聞こえた。
「うふふ、脱ぎたてのパンツが見れないくらいで、あんなに残念そうにしなくてもいいのにね〜」
「ここにもっといいモノがあるのにね〜」
それぞれの淫部に指を食い込ませた全裸の姉妹は、きゃっきゃっと笑いあった。2人が腰を下ろした階段の段鼻には、卑猥な汁が垂れていた。
大地が浴室の前室を兼ねた洗面所に入ると、いつもの日課の通りに洗濯機を開けて中を覗き込んだ。
「やっぱりないか…」
まだ2人は入浴していないので、獲物はないことはわかっていたが、昨日の残りモノがあればと思って、取り敢えず覗いたのだ。期待したが、残念ながら2人の下着は入っていなかった。