一糸まとわぬ姿で-3
「う、うーん」
それでも最初は恥ずかしいから、そっと触る。手が触れてしまったという感じで。
初めて見せるオナニーが野外で全裸とは、大胆すぎるかも。
もっとも、ほとんどの女性のオナニーは全裸なのだけど。
「ああ、ああ、う、ああ、あ、あん」
濡れてくる。
乳房も遊ばせない。
強く揉む。
彼は、私が乳房に加える力の強さに驚いているようだった。
「はあっ、はあっ、あ、あー」
声の大きさにも驚いている。
濡れて、したたってくると、指を入れた。
「はあっ、はあっ……お願い、クリトリスを……」
ついに言ってしまった。
彼は、腹を決めたというように、半分顔を出していた真珠に、手を伸ばした。
◆
凄かった、と彼は言う。
確かに自分が誘導したが、ここまでやるとは思わなかったのだろう。
ふふ。
まだ甘いわ。
絶頂はまだ一回目。
まだ私は一糸まとわぬ全裸なのよ。
起き上がると、素早く四つん這いになる。
今日はまだ一度も見せたことのない究極の形。
さらに、お尻を彼に向ける。
見て!
うつぶせのオナニーよ。
◆
「ああ、ああ、ああ、はあっ、あん、あん、う、うう、はあ……」
夏の、林に囲まれた神社の境内。
私のあえぎ声はいつまでも聞こえていた。
――――――――――
(終わり)