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詩織の【野外でヌード体験】
【女性向け 官能小説】

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一糸まとわぬ姿で-2

ビキニの私は、動かされて、撮られた。

新体操の動きだよ、エッチじゃないよ。というアドバイス。

わけのわからない指示だが、確かにブラウスよりは動きやすいから、いろいろ試した。

拝殿の回廊では床運動の形もできた。

気持ちいい。

汗ばんでくる肌に、時折吹く風。
新鮮な空気に体全体で触れている。

もっと……。

ごくごく自然に、

私はブラをはずした。



彼は平静だった。
軽く失望?……ううん、嬉しい。

映画や深夜ドラマの撮影現場で、一人だけヌードになった女優は、どんな気持ちなんだろう?
役に入りこんだら、恥ずかしくないのかな?

今の私の気持ちは……うーん、やっぱり、ちょっと恥ずかしいな。
そして、嬉しいのも確か。
恥ずかしいから、嬉しい。

自然な立ち姿を、あらゆる角度から撮られた。
いま、お尻を至近距離から撮られているけど、彼の姿が見えないから、まだ耐えられた。

本当に指一本触ってこない。

襲われて、最後まで剥かれることも想定していたのに。

それなら、

高校生でやったよね。

私は最後の一枚に手をかけた。

あとから考えると、全裸までの所要時間は30分ぐらいだった。早かったかもしれない。

全裸は、もっと気持ちよかった。

もう脱ぐものないの? なんて、変なことを考えるぐらいに。

ヌードモデル撮影会そのもの。

あくまでも自然体。

性器も意識しない。
あるものは写るでしょ。仕方ないよ。

回廊に寝そべると、乳房の形が変わる。
触ってくれないから、自分で触る。左手で。

――我慢しなくていいよ。

タイミングのいい、彼の指示。
そして、初めてのルール違反。

彼は私の空いている右手を取り、それを私の……に当てさせた。

撮らないよ、という彼の声。

でも、見るよね。

いいよ、始めちゃうよ。



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