5201号室-1
「お会計よろしいかしら」
服装を質したわたしたちは火照る身体を誤魔化すようにボーイを呼びつけその場を後にしていた。
「ロブソンホテル空いてるかしら」
エレベーターの隣に並ぶ朋未を見下ろしながら聞いてみた。
「空いてるよ。平日だし」
完全に酔いの回った朋未はわたしに凭れかかるように呟いていた。
「侑香さんモデルさんみたい。格好いいなー」
赤色のフェルト生地のフレアワンピースの生脚にピンヒールを響かせるわたしを見上げ朋未は溜息を吐くように呟いていた。
「朋未は可愛いらしいわよ」
本当に可愛い朋未に向けて小顔のわたしは微笑んで見下ろしてあげていた。
「可愛いのは聞き飽きた」
朋未らしく意地悪にわたしを見上げて可愛い丸い笑顔を向けていた。
「そういえば、朋未のサイズ聞いたことないわ。スタイルは良さそうに見えるわよ」
朋未を元気づけるように微笑んで聞いてあげていた。
「88-59-89 太腿は46。脹脛は32」
「身長は159cm。これでも28歳よ。体重は言わなーい」
太腿と脹脛のサイズが標準なのか分からなかったけど「素敵なスタイルよ」と小顔のわたしは満面の笑顔で愛おしく見下ろしてあげていた。
フロアに着いたわたしたちは火照る身体を隠すようにフロントに空きを確かめていた。
「朝比奈よ。今日ホテル取れるかしら」
フロントの誠実な女性の受付に部屋の確保を促していた。
「シングルとツインどちらが宜しいでしょうか」
「ダブル」
隣の朋未は躊躇うことなく言い切っていた。
「畏まりました。5201号室で宜しいでしょうか」
「おっけー」
完全に酔いの回った朋未は部屋のキーを手に取り「あとはいいよ」とフロントに告げて颯爽とエレベーターに戻ってしまっていた。
「お会計しておくわ。色々ありがとうね。後はわたしが面倒みておくわ」
そう告げて二人きりの部屋を完全に確保するようにフロントに釘を刺して朋未が待つエレベーターに高まる興奮を抑えながら向かっていた。
「5201号は、ここだー」
フレアスカートから覗く柔らかそうな脹脛と卑猥に揺れるお尻を厭らしく見つめながら部屋に入ったときだった。
「侑香さん、わたしのこと好きにしていいよ」
朋未は高層の眺望が望める部屋で立ち止まり震える指先でスカートの裾を持ち上げ赤い頬を照らしながら厭らしい下着を見せつけるように恥じらいながら濡れた股間を魅せつけていた。
「朋未、二人だけの秘密なのよ」
そう朋美に告げたわたしは昂ぶる興奮を極め朋未の唇を欲望に任せるまま舐め回していた。
朋未は応えてくれるように背伸びして舌を絡ませフェルト生地のスカートに手を偲ばして生のお尻を探すように太腿あたりを彷徨ってるようだった。
「背が違いすぎるわね」
「待っててね朋未」
涎に濡れる朋未の唇から舌を放して朋未が好きなように愛撫できるようにワンピースを脚元に落として見下ろしてあげていた。
「厭らしい姿よ。好きにしていいわ」
高級シルクが透ける短いキャミソールから露わに覗くモデル体型のわたしの身体の全てを朋未に魅せてあげていた。
「朋未も好きにしてほしいの」
ジュースを脱いだ朋未はレーストップを捲るように脱いでハイトップのブラジャーから溢れる胸を魅せつけフレアスカートを恥じらいながら脚元に落とし可愛らしい太腿と股間をわたしの目の前に曝け出していた。
「お願い。わたしを気持ち良くして」
朋未は潤んだ瞳で起立するように両手を後ろ手に回し溢れる胸と股間を突き出すようにそのときを待ちわびていた。
「動いちゃだめよ朋未」
そう告げたわたしは朋未の脚元でピンヒールの両脚をM字に開脚して腰を落とし瑞々しい太腿を卑猥に見つめながら舌を這わせてあげていた。
「いやだ。感じちゃう」
後ろ手に回して股間を突き出した朋未はお尻の筋肉を絞り上げるように爪先立ちで堪え、柔らかい太腿を震わせながら卑猥な声を漏らして感いた。
「そのまま動いちゃだめよ」
太腿から厭らしく濡れる股間に向けて舌を這わせ下着の上から零れる毛先を摘まんで舐めてあげていた。
「はぁ。はぁ。はぁ」
「早く触って、お願い、早く生で触って欲しいの。」
「まだダメよ。そのままよ」
悪戯に焦らして朋未の柔らかいお尻を揉みながらわたしは開脚した股間に指を添えて触り始めていた。
「見えるかしら朋未」
「見えるよ。いやらしいよ」
「濡れてるわ。聞こえるかしら」
「ぴちゃぴちゃ聞こえるよ」
「朋未に興奮してるのよ」
「はぁ。はぁ。はぁ。わたしもイキたいよ」
「まだダメよ。そこから見てるのよ」
わたしは朋未の目の前で開脚したランジェリーに手を偲ばし自ら奥の穴に指を入れ嵌めて、指先目指して卑猥にお尻を振り下ろし誰にも見せれない恥ずかしい姿を曝け出してあげていた。
「いやらしいよ」
「侑香さん。お尻振って入れてるの」
「すごくいやらしいよ」
卑猥にお尻を振りながら「朋未も脱いでもいいわよ」と悶える朋未を許してあげていた。
不器用に下着を落とした朋未は糸を引くように垂れる液体を床に落としながら股を開いて元の態勢でわたしを見下ろしていた。
「はぁ。はぁ。はぁ」
「見える。見えるの。わたしの股間濡れてるよ。触ってもいいの」
「それはまだダメよ」
それでも焦らすわたしは朋未の股間を舐めるために、わたしの小顔を跨ぐように「近くで見せてくれるかしら」と真っ赤なグロスを魅せつけるように見上げて誘っていた。
朋未は慾望に恥じらいながら、わたしを跨ぐように腿を開いて舐めまわされ「気持ちいい。厭らしいよ」と限界を超えた興奮に溢れる液体を垂らすことしかできなくなっていた。