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きわめて自慰的なマゾ男の手記、あるいは散文詩
【SM 官能小説】

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きわめて自慰的なマゾ男の手記、あるいは散文詩-8

鏡の中にベッドに横たわったサキュバスと床に跪いた全裸の私が映っている。そのあいだに割
り込むように彼女との性交を終えた若い男が私の目の前にあらわれる。彼は顔色ひとつ変える
ことなく、射精を終えた下半身を優雅に息づかせ、私の鼻先に放出した白濁液がねっとりと絡
んだ猛々しいペニスの先端を突き出す。射精したというのに彼のものは萎えることなく美しく
漲っていた。亀頭のくびれから根元まで巧緻な彫塑のように瑞々しく映えた肉幹…。私が決し
て得ることのできない幹芯に流れる若々しい血流の躍動。

何より彼のものはサキュバスの膣奥の蜜液でしっとりと濡れていた。何を始めるべきなのか私
にはわかっていた。私は目の前の彼のものを唇で咥え、サキュバスとセックスを終えた彼のペ
ニスにまぶされた液を舌で味わい深く、敬虔な屈辱に充たされながら綺麗にぬぐわなければな
らない。

それがサキュバスが私に命じたことだった…。

私は男の股間に顔を寄せ、彼のペニスの先端をゆっくりと唇に含む。えぐれた雁首の皮膚を
甘噛みするように歯でなぞり、舌先でペニスの鈴口の割れ目をチロチロとつつく。彼の湿った
陰毛が仄かに精液の匂いを漂わせながら私の頬に触れた。私は舌先を亀頭のえらに這わせる。
包皮の薄い皮が舌に絡むと私はペニスの肉感を舌肉に滲み入らせた。甘さと苦さが混在し舌に
疼きが広がる。柔らかくも硬くもない男のペニスの先端が微かに揺れ、しだいに熱を含んでく
る。まだ薄桃色の包皮に薄く浮き出した青い血管を私は舌先でなぞり、鼻先を擦りつけながら
ペニスの根元に唇を寄せた。

鏡にはサキュバスが冷ややかに笑う姿と、男のものを咥え、腰をくねらす私の姿が同時に映っ
ている。

私の舌が彼の弛んだ垂袋を撫であげると、睾丸は微かな収縮を始め、ペニスが脈打ちながらさ
らに硬さを増していくような気がした。私は彼の股間に顔を埋め、性器への愛撫を繰り返す。
微かに固くなり始めた彼の肉根を私はすっぽりと口に咥え、舌を絡め、唇で揉みしごき、舌先
で尿口の微妙な起状をなぞる。そして、亀頭の柔らかい肉を弄くりながらゆっくりとペニスを
唇で喰い絞める。

私は、凛々しく萌え続ける若い男のペニスをしゃぶり、吸い上げながら自分のペニスの自慰を
強いられる。それがサキュバスの次の命令だった。

私は萎えきった自分のものを掌で握り締めた。指を絡め揉みしごき、爪で色褪せた亀頭の微妙
な起状をなぞった。同時に彼のものを咥え、舐めさすり、恍惚とした感情をいだきながらしゃ
ぶりあげる。愛おしいサキュバスと性交を行った男のペニスは、私の口の愛撫でふたたび漲り、
硬くなった先端が私の咽喉をつつく。私は自らのものを握り締めた手のひらを上下させ、擦り、
揉み上げる。男のものをしゃぶり続ける唇と自分のものをさすりあげる掌が、クチャクチャと
卑猥な音をたてる。

そして…

若い男とサキュバスの嘲笑が私の淫らな嗚咽と混ざりながら耳の中で木霊したとき、彼は私の
口の中に射精し、私は自らの精液を掌に垂れ流したのだった…。



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