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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-38

河童(親分大変です!

艶蛸たち数に任せてお良を奪還に来ています。

我らは苦戦しています。

どうしますか?親分!)


親分河童(よし分かった!

お良さんはこの寝所に居て下さいよ。

直に戻ってきますから、)


そう云いながら親分と河童達は

寝所を出て戦いに挑みに行った。


お良は着物をまとい、

寝所で河童達と艶蛸達の闘いの叫び声を聞きながら

太助の安否を心配していた。


するとお良の耳に聞き覚えのある悲鳴を聞いた。


お良(あの声は私が親方蛸に嬲られた後に来て

身体を嘗めた子蛸ちゃんの声だわ、

まさかここへ戦いに来ているのでは、

あんな小さい子までが河童と戦うなんて、)


お良は胸騒ぎを覚え、

寝所を飛び出し戦いの場所へ行った。

すると戦いの場所では艶蛸達と河童達が戦っていた。

その中で倒れている河童と艶蛸がいた、

そのほとんどが子蛸や子供の河童だった。

お良は子蛸の方へ駆け寄り抱かかえて

息があるか確かめたが子蛸は死んでいた。

お良の目から涙が溢れ、

身体中から熱い怒りが出てきた。


お良(こら!妖怪共!こんな戦い方があるか!

子供たちを巻き込んで死なせやがって!

許さん!

今後お前たちの言い成りなんか成らないぞ!)


親分河童(お良さん、

こんな所に居たのでは危ないから寝所へ戻って下さい。)


お良(うるさい!くそ河童は引っ込んでいろ!)

と言って力任せに親分河童を殴った。

すると親分河童の巨体は吹っ飛んでしまい

岩にぶち当たって気を失った。

周りの河童や艶蛸はそれを見て驚いた。

河童達と艶蛸達はお良を見つけたので

我先にお良を物にしようと襲い掛かった。

しかし怒りが収まらないお良に近づいた者たちは

次から次と殴り倒されたのである。

これを岩陰から見ていた大蛸一匹、

長老蛸である。

お良を奪還する為に河童達の住処に潜入していた。


長老蛸(やはり、わしが思っていた以上にお良さんには

腕力、妖力、精力が人並以上いや

化け物以上の力が付いてしまった。

これも多くの化け物蛸や河童に犯され、

精を注ぎ込まれて身体が変わってしまった。

これからはお良さんには

手が出せなくなってしまったわい、)


多くの河童達と艶蛸達はお良の強さに脅え出した。

それを見て感じ取ったのか親方蛸が大声で叫んだ。


親方蛸(河童達も蛸達も戦いを止めろ!

これ以上戦ってもお良は手に入らないぞ。

これほど強くなったお良には

わし等全員が襲っても返り討ちに合うだけだ。

さぁーみんな、

お良に土下座して今までの許しを請うのじゃ、)


親方蛸の叫びで戦いは終わった。

間も無くして、

お良に向って叫ぶ二匹の大蛸がいた。

太助を触手吸盤で抱かかえて

お良の前に来て話し掛けた。


父蛸(お良さんの久しぶりです、

太助さんを救い出しました。

お忘れですか?

お良さんにお世話に成った親子蛸ですよ、



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