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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-39

これで少しは恩返しが出来ました。)


息子蛸(お良さんおいらを覚えているかい、

今は大蛸になってしまったが

お良さんに可愛がってもらった子蛸だよ、)


お良(忘れるものですか、

太助を救い出して頂いてありがとう。)


太助(母ちゃんが無事でよかった、

どうして妖怪たちが母ちゃんに土下座しているのさ、)


お良(知らない内に力が何故か強くなってね、

蛸や河童が敵わないと言って、

許しを願っているのよ。でもね、

私はこいつらを許せない、

力の弱い子蛸や子河童を戦い巻き込んで死なせたからね!

もう妖怪たちと居るのはごめんだよ。

太助と共に人間界に帰るよ。

いいかい?

蛸達も河童達も文句は無いだろう!)


親分河童は気が付いて河童達と親方蛸から

お良が強くなった事を聞き、

とても太刀打ちが出来ない事を悟り

お良に平伏した。
                      


親分河童(先ほど親方蛸と決めましたが、

私らではもうお良さんには太刀打ちできないので

何でも言う事は聞き入れます。

人間界にお帰りに成りたければ船を出しますので

言い付けて下さい。)


お良(それではお言葉に甘えさせて頂きますよ、

太助!人間界に帰るよ、)


親分河童(河童達と艶蛸達よ、

お良さんが人間界に帰りなさる。

みんなで力を合わせて船を海岸に出せ!)


河童達も艶蛸達もお良の強さを目にしてから

お良を犯そうと思う者はいない、

親分の命令で船を海岸に出した。

するとお良の足元に生き残った子蛸たちと子河童たちが

駆け寄ってお願いの仕草を始めた。


子蛸(お良さん行かないでおくれよ、頼むよ、

お良さんが居なく成れば大蛸たちは精力余り

俺たち子蛸を食い殺すこともあって怖い、

平和なのは牝蛸がいる発情期だけさ、

お願いだよ、おいら達を救ってくれよ、)


子河童(おいら達も子蛸と同じだよ、

お良さんが居なくなれば

大人の河童の精のはけ口が無くなり、

八つ当たりされて乱暴される、

怖いよ、死んじゃう時もあるよ、

おいら達を助けて下さい。)


子蛸と子河童は涙ながらお良に訴えた。

子供の願いに弱いお良は悩んだ。

でも太助と佐助の事も気掛かりだった。


太助(お母ちゃん、こんなに子供たちが頼んでいる。

妖怪たちと残ってもいいよ、

俺は我慢できるさ、佐助に上手く伝えるよ。

それにお母ちゃんは人間の男では

物足りなく成ってしまったからね、

力も人間離れに成ってしまったので村人も驚くよ、

もう、俺は大人だからお母ちゃんには

心配を掛けたくないよ。

自分の人生は己で切り開いていくよ。

今度はお母ちゃんの好きな様に生きれば良いさ、

息子たちはもう大丈夫だよ、)


お良(そうかい太助、立派に・・それじゃ、

私はここに残るよ、この子達は私を必要としている。)


子蛸(お良さん、ありがとう、

おいら達の為に性の慰め者に成ってくれるなんて、

大蛸や色情河童の夜伽女房と成ってくれる。

そうなれば、あいつらの乱暴が収まるよ、

もう、おいら達は殺される事は無いぞ!)


子河童(うん、おいら達も大人の牡河童から

虐められる事が無くなるね、

お良さんが身体を張っておいら達を助けてくれる。

こんな嬉しい事はないよ、)


お良は子蛸や子河童に

優しく微笑みながら語り出した。


お良(坊やたち、私はね、

これから慰め者に成ることは無いのよ、

どうしてかって、それはね、

もう私はひ弱な女じゃないのよ、

先ほど見ていたわね、

何十匹の河童さんや大蛸さんが

襲ってきても全部投げ飛ばしていたでしょう。

これが私の力よ、だから、

この身体を河童さんや蛸さんに嬲られる事はないのよ。

だから坊やたちは心配しなくても良いのよ、

これからは私が乱暴する妖怪を懲らしめてあげるわ、)

お良は大蛸たちや嘗め河童たちを見下ろし話し出した。


お良(あんた達、聞いていた?今話したことを?

私に力がある事を、

あんた達の魔力や妖力も私には効かないのよ、

先ほど私を押さえ込もうとしたが無理だったわね、

親分さん達、どうなの?返事は!)


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