プレゼント2-2
しばらく見つめ合った後、
タクミは口を開く。
「 で、 返事は?」
「、 、ぇ? 」
「 まぁ、、ほら、
法律とかで、、すぐには
結婚出来ないと思うけど。」
「 、 、、」
「離婚してから、6ヶ月?
とかだっけ。
あるよね? 確か、、、。」
「、、、 」
「とりあえず。
気持ち とか。
聞かせてほしいんだけど。」
「 、! 、、、 、 」
本当に、むずかしい
10代の子って くるくると
回転が
そう 、、
頭の回転
はやい
「、、、、
タクミ君は、、頭いいから。
私の返事も、、、
予想出来てるんだと
思う、、、。 」
「 、 、ん 、。」
「ん、、うん。」
恋なんて
久しぶりにしたけど
こんなに
パワー使うものだったっけ
それとも
タクミ君 だから ?
大好きだから
きっと こんなに
沢山 泣いたり 本当
パワー使うのかな
でも それって 凄く
幸せな 事かもしれない
「 ぁ、、私 〜っ
私は、、 、 」
「、、、うん。」
「 結婚 、は、、、
出来ません、、、。」
「、 、 、 、 、
、 、 、 、、 ん ? 」
は ?
え ?
なんて ?
「 、、、、 うん 。」
「、、、いや。
うん って ? 」
「 ん? ほら、、、
前にも 言ったでしょ?
私は、、結婚には、、、
向いてないから、、、」
「、 、 、 、、」
「だから、、、 ん、、
でもそれ、、
分かってたんでしょ?
私が、、、そう 答えるの、、」
「 は、? いや、、
ちょっと 待ってよ 、、
え? 」
「 ふふ、、ほら、、私
嘘も始めて、、、
見抜けたし、、。
タクミ君の事、、やっと
少し分かってきたと思う、、、
、、、、いっぱい、、、
泣いちゃって ごめん
なんか まぶたが 、 、
凄く 重い、、、。 」
「、 、 、 、 、、」
「これ、、、本当、、
綺麗だね、、。
ありがとう。 」
「、 、 、 、 、 、、」
「 なんか、、、
つけるのが、もったいない、、、
、、、、、。
私、少し、、、、
寝ちゃったら、、、
、、ごめんね、、、、 」
「、 、 、 、、、 」
おい
嘘 だろ?
俺 ちゃんと
こんなに ちゃんと
ちづるは
頭をポスンとタクミの枕に
うずめて、横になった。
タクミのベッドは
ちづるの大好きなタクミの
香りがした。
もらったブレスレットの箱を
大事そうに枕の横に置いて
ちづるはスーっと眠ってしまった。
タクミは、
しばらく放心状態で
動く事が出来なかった。