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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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号泣-1

タクミが言う。

「 ぁ っ  ぶねーー、、」

「 ぅ 〜っ  ふぅ、、
    〜っ  っ   」


「 、 、 、、 ? 」


タクミは枕元のティッシュを
取るとちづるのお腹と
自分のモノを拭く。

ちづるは
腕を目の上に乗せて
泣いている。


「、 、 、 、 」


タクミは黙ってトランクスを
履くと、ちづるの隣に寝そべる。
足元で丸くなっていた
掛け布団を2人の身体にかけた。

手で、頭を支え起こし
ちづるの方を向き、
無言でちづるの背中をさすりはじめた。

手を
ちづるの背中に伸ばした時、
ちづるは泣きながら
驚く表情をする。

恨めしいような顔をして
タクミを見た後に
タクミの胸で、わっと泣き始めた。

タクミは、
背中をさすりながら考える。

「、 、 、 、 、。」


   ぇーーー 、 と。


     なにこれ 

  何故に

      号泣 ? 


「 〜っ ふぅっ、 、 
 なんで ? 〜っ っ、、 
  優しく するの? 〜っ 」 


「 ぇ? 」 


  ぇーーと なんだ? 

  話が どうとか

        ? 


「 〜っ あたし は っ 
 別れたく ない  、、〜っ
 ぅっ、、 でも っ 
  別れたい なら 〜っ 、、
   優しく  しないで  」


「、 、 、 、、。」


    別れ ? 

   え ?

  これ  もしかして

   俺が
 別れ話 した事になってんのか?


     、、、、何故  



ちづるはタクミに
背中をさすられながら
タクミの胸で泣いている。

タクミは考える。

自分が『疲れた』と言って
ちづるは別れ話をされたと
思った事に
少し考えてから気がついた。


「、 、 、 、、。」


   それだな 

     、 、 、、、。

 めっちゃ 泣いてんな

   なんか

     、 、 、 、、

  ちょっと 
     いい気味 かも 


  俺に離婚話すんの
     遅かったから
 きっと 
    罰が当たったんだな  

  
「、 、 、、、 ちづちゃん」

  
 ざま みろ 、、、なんて。

  いやいや 嘘 っす

    っつーか 
 セックスしてて 別れ話? 

  んな事 する訳ねぇじゃん

 そーゆー事する男に
     見えてんのか?

   、と 。

  責めたい 


       けど


「ちづちゃーーん?
   ぁの、聞いて? 」

  こんなに泣いてるし
  
  今 責める事は
      出来ないな



「あのね?
 疲れた 
 って俺、、言ったでしょ?
 、、続き、言っていい?  」


「 ぇ? 
  、 、、つづ き? 」

      


「、、、今日。
 なまでエッチ、したよね?」

「 、 、、」

「 だから、、。

 赤ちゃんが、出来ちゃえば。
 ちづちゃんを
  追いかけなくて
    すむのかなー とか。

  ちょっぴり、思ったわけ。 」



「 〜! 、、 っ  」  

「俺は、、
 普通に、こう、、、
 落ち着きたい人だからぁ〜。」


「 ! 〜っ  、、 っ 」


ちづるは、
驚いてタクミを見る。

頭の中の考えが
全くまとまらない。

ひとつ分かるの事は、
タクミに対する怒りが
込み上げてくる事だった。


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