恋のアドバイス-4
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ぼんやりと、
マグカップを持ちながら
テレビのニュースを見て
飲み会の事を思い出す。
「、 、 、 、、。」
タクミ君の
重荷にならないように
そう
ちゃんと考えた はず
だけど
「、、、、。
もしかして、、」
傷つけた? 私
タクミ君の事
「 、 ? 、、 」
傷つけたとしたら
何に ?
離婚の話をしたのが
遅かったから?
「 ! それか、 」
逆 ?
やっぱり 私の離婚を
重く感じた ?
「、 、 、 、、
んーーー、、、 でも 」
本当にお腹が
痛かったのかも
「 っ、 はーーー、、、」
駄目だ
全然 分かんない
「、、、、どうして、、」
どうして私
こんなに人の気持ちが
分からないの?
タクミ君
タクミ君の 気持ちは
どこ ?
『結婚してって 俺言った』
「、! 、、 〜っ 」
もし
もしも
傷つけてたら?
「、 、 、、おかゆ 」
そうだ やっぱり
おかゆ
作って持って行こう
ここで 沢山考えてても
分かんないもん
本人に ちゃんと聞かなきゃ
「、、、うん。
おかゆなら、すぐ出来るし。」
ちづるは壁の掛け時計を見る。
タクミが出ていってから
15分ほど経っている。
台所に立ち、
おかゆを作り始める。
作ったおかゆを大きめの
茶碗に入れてラップをかける。
作業をしている間、
ちづるは先程のタクミの事を
必死に思い出そうとしていた。
考えれば考えるほど、
タクミの言ったお腹が痛い、
という言葉は
やはり嘘だったような気がしてくる。
黒いコートを羽織る。
「、 、、 ぁ っ 」
そうだ 一応 、、
ハッとして、部屋の
薬箱から薬の小瓶を取り出すと
上着のポケットに入れた。
おかゆの入った
温かい茶碗を持ち、
急ぎ足で家を出た。
外は、もう暗い。
玄関のドアの鍵をかけていると
ヒュウっと風が吹いた。
空を見上げると1番星が
大きく輝いている。
隣の
タクミの家の玄関の前に立つ。
「、 、 、、 っ 」
なんか 妙な
緊張が っ !
「、、、 こっちが、 」
お腹 痛くなりそう
あ、 。
そうだ
私
ここの
インターホン押すの
初めてだ
「、 、 、、、、っ 、」
、、、ぇーーと
タクミ君の お腹痛いは
嘘だと思うから
そこを 問い詰める
大丈夫 !
お腹が本当に痛かったとしたら
おかゆも 薬も あるし
だから、大丈夫
、 、 、、って。
何が 大丈夫なんだろう
大丈夫 って ?
私が
恥をかかなくて済むから?
「、、、。
っ はーーー、、、
なんか、、やだな、、、」
吉川さん達にアドバイス
もらったのも
本当に
タクミ君の為だった?
自分が
恥をかきたくない
傷つきたくない
ってだけ、、、
だったのかも