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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第16話『生理中』-2

 ……。



 『run for menstruation 生理中』

 週明け月曜日、朝7時。 いつもならば各家庭から三々五々、職場あるいは学校へ出かけるところだ。 けれど今日に限っては誰一人玄関から現れない。 家の中では家族全員――もっとも女限定だが――が年齢順でトイレに並んでいた。 1人目、母親はトイレに入り、便座を開けた。 中には見慣れたCCカメラが覗いている。 1日2度、許可された排泄のたびに『氏名』『日付』『回数』を申告してきたCCカメラ。 今日は排泄の記録が目的ではない。 母親は便座を跨いでスカートをめくり、腰をCCカメラの真上に落として股間を広げる。 CCカメラは下半身の全貌を捕捉するべく自動的に角度を変えた。 ここでCCカメラの映像がモニターに映る。 太腿、付根、黒っぽい血が滲んだ陰唇をアップで捉えつつ、母親の顔を見上げるアングルに捉えていた。 母親はCCカメラが自分に向いているのを確認すると、経血で汚れた膣を左右に拡げる。 続いて作り笑いをヒクヒク浮かべながら、カメラに向かって『いやん♪ 生理が来ちゃった♪』と階(しな)をつくった。 一連のポーズ・撮影の流れは、昨日指定された『生理証明写真』の洋式に――『笑顔で』『膣を左右に皺が伸びきるまで拡げ』『自分の顔と膣が同じ画面に入るように』撮影すること――則っている。 今後は、初潮以降閉経前の女性は全員、生理が来るたびに『生理証明写真』を撮影することが義務付けられた。 映像は保健所のデータバンクに保存され、適宜活用するという。 

 母親と入れ替わりに、姉がトイレに入る。 母親から二言三言アドバイスを貰い、小さく頷く年頃の姉。 母親より一層引き攣った表情で、それでもしっかりがに股をつくってCCカメラを跨いだ。 若さゆえか、出血量が母親とは段違いで、股を拡げただけで生理が滲んでしまう。 指先に血がつくのも構わず、姉は陰唇を左右に伸ばす。 腰を前にだしつつCCカメラを見下ろし、顔と膣とが同時にカメラに収まったことを確認する。 あとは『生理証明写真』用にとびきりのポーズを決めるだけだ。 姉は小首をかしげ、さらに腰をくねらしながら『いやん♪ 生理がきちゃった♪』とカメラに語りかける。 CCカメラは赤く点滅したが、これが無事に音声を認識、生理証明が済んだ印。 途端に姉は苦虫を潰したような顔つきになった。 トイレの棚からタンポンをとり、そっと膣へ挿入する。 無言のまま膨れっ面でトイレを出る姉と入れ替わりに、妹がトイレにやってくる。 妹もまた幼い体つきながら、股間だけは大人さながらに充血させていた。 小柄なため便座を跨ぐだけでも一仕事だ。 足を水平近くまで拡げて、がに股というよりは便座にへばりつく恰好になる。 そうしてCCカメラが自分のオマンコを映しているのを確認すると、そっと膣を拡げながら『いやん♪ 生理が来ちゃった♪』とニッコリ。 姉と違って、はにかみながらの自然な笑みだ。 無事にCCカメラが認証し、妹もまた生理用品を身に着けてからトイレを後にした。

 ……というように、番組冒頭、通常の家庭で『問題なく家族全員が生理を迎える様子』が流れる。 5家族ほど放映したのち、今回の主役家庭の映像がきた。 この家庭は事故による他界で父親不在であり、母親(48)、長女(19)、次女(17)、三女(15)の4人暮らし。 なお、この家庭には事前に随所にCCカメラが追加されていて、どこにいても詳細な音声と画が撮影されるようになっており、番組はカメラの監視画像を編集したものだ。 4人とも人並み外れて身体が丈夫で、揃って皆勤・精勤ぞろい。 みな運動部でキャプテンを務めた経験をもち、絵に描いたような運動一家だった。 日ごろ健康を存分に享受しているせいで、自分たちが体調不良になるなんて全く想定していない――得てして不幸は油断した者に訪れる。 この一週間『1ch』で定期的に『月曜日に性周期を揃えるため、水道水に薬品を混ぜる』『沢山水を飲め』『週明けに生理を始めろ』と放送された。 にもかかわらず、仕事が忙しかったこともあり、4人ともジュースやカフェイン飲料ばかりを嗜んだ結果、水道水を疎かにしてしまった。 いざ月曜日の朝を迎え、大丈夫だろう、多少水道水を飲むことは飲んだんだし、と嵩を括りつつ目を覚ましてみれば、まったく変化のないお腹とパンツ。 4人とも躊躇なく絶好調だと断言できる体調の良さ――生理の『せ』の字もみられなかった。 当然トイレで『いやん♪ 生理が来ちゃった♪』『あふん♪ 生理が来ちゃったぁん♪』と懸命にアピールしても、CCカメラは反応しない。 ただのオマンコの写真であって、いくらポーズがバッチリでも、オマンコに月のモノがついていないなら、それは『生理証明写真』になりえない。 4人とも生理が来ていないことが判明し終えたとき、ダンダンダンッ、誰かが玄関ドアを乱暴に叩く。 怯える母親代わって長女がドアを開けると、黒い三角サングラスをつけた騎兵が立っていた。 騎兵は無言で『ミッション』と書かれた黒いカードを渡し、『30分後に開始する』とだけ告げて立ち去る。 家の中では他の3名が固唾を呑んで見守っていて、おでこをくっつけるようにしてカードを覗く。 カードにはいかめしい文字が並んでいた。




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