Girl Meets Devil ～そのⅥ～-4
「本当に大丈夫か？」
ん？なにがらいじょーぶなのぉ…わかんにゃい…
あっ…きょーやだぁ……
なんでそんなかおしてんのぉ～？
もっとぉ、わたひにかまってよぉ………
まあいいやぁ、…きょーや……しゅき……らいしゅきぃ……
………
……
…
ううんっ……あれ、いつの間に寝てたんだろ？
なんか、いつもより布団が硬いような……
でも、暖かくて何だか落ち着く……
「やっと起きたか…」
いきなり私の耳元で恭夜の声がした。
「うわぁああ！！…恭夜！！」
な、何で私は恭夜に抱き付いて寝てんだ！！
「お前の酒癖は、ある意味西村達より質が悪い……」
私、何したの……
「酔ったお前が、いきなり飛び付いてきてそのまま寝たんだ。お前が離してくれなかったから、仕方なく昨日は徹夜だ…」
また、やっちまった……
そうだ、他のみんなは？
「西村と山辺は隣りの部屋で寝てる。草間弟はそこに転がっている。」
本当だ…机の下で変な格好で寝てる。
雅人は？
「草間兄は俺につきあって一晩中飲んでた。今は洗面所だ。」
流石、雅人…恐るべし……
カチャッ…
ドアが開いて、雅人が入ってきた。
「おはよう…」
「………おはよう。」
昨日と変わらない調子で答える。
コイツ、一晩中飲んでたんだよな。何で平気そうな顔してるだ？コイツの肝臓はどうなってんだろう？
ん？ということは昨日の私のことも………
「もしかして…昨日のこと見てた…？」
「………………きょーや…すき…」
…………えっ！まさか、昨日の私の真似！？
いきなり過ぎて分かんないよ！
やっぱり、訳分かんない奴だなぁ…