〈特別な日〉-10
『偉そうに睨んでたクセに、随分とだらしないねえ?さすが週一でオナニーしてるだけはある……なあ?そうだよなあ?』
「むぶッ!?ぷもッ?むおぉおッ!」
『直接クリちゃんを弄って欲しいよね?ほれ、クリクリッ…クリクリクリッ……何してるんだ?脚を閉じるなよ、バカ』
裕太が裕樹でも、もはや関係は無かった。
薄皮に包まれて当然のデリケートな局部は、力任せに股間を拡げられる中で、パンティの中に手を入れられて執拗に嬲られているのだから。
『コレ凄いよ兄ちゃん。パンティがベチャベチャになってくよ?』
「ぶッ!むッ!?ぷほッ!おッ!」
『フフフッ…乳首にクリトリスか……コイツの身体は先っちょが感じるらしいなあ?』
明確に快感を感じているわけではなかった。
ただ、敏感に過ぎる部分を“意思と繋がらない者”に弄られているという猛烈な嫌悪感に、身体が悶えているだけなのだ。
腹筋は軋み、呼吸は苦し気に乱れる。
それは花恋の“認識”とは異なる者が見れば、悦びに踊る女体の媚態である。
『どうれ……レイプでもヌレヌレになるドすけべオマンコを撮ってやるかあ?』
「ッ…!!??」
突然、右足首の枷が外され、そしていきなりパンティをズリ下げられた。
悲鳴や狼狽えも間に合わぬうちにパンティは左足に絡むだけの存在になり、蹂躙された花恋の聖域が丸出しとなった。
白い肌をもつ花恋の性器は白桃のようで、綺麗なピンク色をした果肉と花弁がチラリと覗くのみ。
恥丘の天辺に生えた陰毛は黒髪のようで、艶々と光ながらフワリとそよぐ。
それは陰部などという言葉が当てはまらない美しさであり、花恋の美貌を些かも曇らせない《花園》であった。
『へぇ〜…綺麗なオマンコしてるなあ。それじゃあアナルも見てやろうか?』
「む…むおぉッ?むぶッ!?ぶおぉうッ!」
『ケツの穴を撮ってやるって言ってんだよ。オマエのクソの穴だよぉ。こら、暴れんなって』
花恋は俯せに転がされ、身体の割には丸くて大きな尻肉を握られた。
さすがに肛門もとなれば抵抗も仕方がないのだが、枷が花恋の身体を放すなど有り得ない。
「ぶおぉッ?む…おッ!?ぷおぉぉぉおッ!」
ジタバタと藻掻いても尻の割れ目は開かされ、花恋の唯一と言っていい不潔な部分が暴かれた。
放射状に伸びる皺は深くて長く、それに比例して青紫色をした変色部の面積も広かった。
これを恥部と呼ぶには酷というもので、このスミレ色の穴から黄土色の汚物が這い出てくるとは思えぬくらいに可愛らしい。