二時間目:水泳@-9
今、その変態行為を自分がさせられていることに優衣は戸惑い、自分の意思を無視して強要されるとに、堪えきれない感情を覚えた。
「むううっ、むううっ」
優衣の顔が息苦しさで歪んだ。
「痛いっ!」
突然その男子が声をあげて肉棒を抜いた。フェラチオのやり方を知らない優衣の歯が児童の肉茎に当たったのだ。
次に順番を待っていた女子がそれを見て優衣に声をかけた。
「優衣ちゃん、歯を立てたらダメだよ。オチンポはデリケートなんだから優しく包み込むようにしないと」
優衣が涙目を開けて、その声の主を見ると、フェラチオ巧者のさくらだった。
「優衣ちゃん、あたしを見てて」
助言をしたさくらがその手本を示すために、男子のモノを口に含んだ。
「はうぅっ」
優衣の歯による男子の肉棒の痛みは瞬時に消え去った。
他のクラスの男子にシャイなさくらが自ら進んでこんなことをすることは少ない。さくらの顔が前後を始め、男子は恍惚の表情を浮かべながら、降って湧いたよう幸運を噛み締めていた。
優衣はその光景に目を背けた。
(そんのこと、したくない)
そう思う半面、一旦口に含んだそれが抜かれたことで、それの持つ硬さと熱さ、そして力強さの喪失感を優衣の目覚め始めた雌の部分が感じてもいた。
「ううっ、気持ちいい…」
男子の呻き声に反応し、優衣は自然と反らした目をそこに戻した。さくらの口に見え隠れするヌラヌラ濡れる肉棒。優衣の口がそのサイズに合わせて自然と開いていた。
さくらが優衣の上半身を弄ぶ順番になった。さくらは得意のディープキスをしながら、優衣の乳首を弄んだ。
優衣はさくらに対しては不思議な印象を持っていた。そのシャイで控え目な性格はクラスの中でも決して目立つことはない。しかし、その実、さくらはクラスメートの誰もが一目を置く存在だった。優衣がその片鱗を感じたのは、算数の時間にさくらにディープキスをされた時だった。見た目と違う大胆な舌使いに、他のクラスメートと同様に、優衣もさくらの中に隠されたカリスマ性を感じたのだ。
『その舌が触れる部分は全て性感帯に変わる』
プールへ向かう途中、莉乃がさくらを称して言った言葉を、優衣はすんなりと納得していた。
その蕩けるようなキスは2回目ということもあり、受け入れ易い土台が優衣には出来ていた。それ以上に、その舌使いを拒むことは困難で、その心地好さに優衣自身も自然と舌を絡め始めていた。
さくらが優衣の口から舌を抜く素振りをみせると、優衣は慌てて自身の顔をさくらに押し付けて舌を蠢かせた。
さくらは口内に溜まった甘い唾液を優衣に与え、それを優衣がゴクリと飲み込む拍子に優衣の顔から口を離した。
「うふふ、上手な舌使いよ。そのエッチな舌で次はこうすればいいのよ」
さくらは優衣の人差し指を軽く摘まんでそっと持ち上げると、軽く握って前後に擦った。
(何してるの?)
優衣の疑問を他所に、さくらは指の腹を軽く唇で挟み、そのキスを上下に移動させながら指に刺激を与え始めた。
「ううっ…」
その刺激で敏感になった優衣の指がピクピクと震えた。
その反応に満足したさくらが、唾液のたっぷり絡めた舌で指の付け根から指先まで舐めあげた。
「ヒャン!」
第一間接の筋に沿って舌先でペロペロと擽り、それに合わせて手のひらを程好い力加減でグニュグニュと揉み解した。