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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第10話『テラス・ホース』-6

 この番組では、『謙譲美徳法』に違反した女性1人に対し1頭の軍馬が必要になる。 けれど実際に違反者の数だけ軍馬が揃っているかというと、とてもではないが間に合わない。 ゆえに大部分の違反者は番組出演抜きで『ポニー調教』を受けるか『一生、謙譲美徳法に違反しない』ことを宣誓するか、選ばされることになる。 『ポニー調教』を選べば、調教後に元の生活は保障される。 一方で『宣誓』を選んだ場合、宣誓内容をキチンと守ることができれば問題はないが、守れなかった場合は、具体的なことは一切知らされることはないが、尋常の事態では収まらないことが明白だ。 結論からいうと、95%以上が『ポニー調教』を選ぶ。 自ら進んで『ウマ』となり、人がましく過ごすために一から出直すという寸法だ。 エンディングでは、たくさんの女性が『ポニー調教』を選び、自ら『ハミ』を咥えるシーンが延々と続く。

 視聴者は気づいているのだろうか? いつの間にか、軍馬が普通にモニターに現れ、市民と交差し始めたことに。 

 ごく当然のように、市民の選択しに『ウマ』が追加されている事実に。


 ……。



 実際に『女性が男性に対して分不相応な態度をとる』ことで『謙譲美徳法』が適応されるケースは、実は稀になっている。 世間の流れが女性に対して厳しくなりつつあることは、ほかならぬ女性が最も強く感じているためだ。 敢えて男性を挑発して自分が危機に陥るような、間の抜けた女性が多数派であるわけがない。 元来牝とは狡猾で、弱者故に他人の意を汲むに敏な性質がある。 女性が『分不相応』とみなされるのは、寧ろ『自分を実際以上に良く見せよう』と首肯する場面が殆どといえる。 当然そういったケースに対しても指導、更生プログラムは整備されており、自意識過剰な女性を対象にした番組も用意されていた。

 市民たちのおまんこ生活、まだまだ始まったばかりである。


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