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セカンドラブ
【女性向け 官能小説】

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-1


「事態が飲み込めないのですが・・・」
「俺もだよ」

ですよ・・ね。

「まず落ち着いて、朝一番で医者に行こう」

眼鏡の位置を直したその仕草は私の知っている山本主任と同じで。

「俺の事は分かるよな?」
「山本主任です」

「・・・今は係長だ」
「え!順調に出世街道ですね!」
「お陰さまで」

この軽い嫌味を言うところも変わらない。

「しおりは今30歳。27歳で俺と結婚した」
「山本、しおり。ですか」
「そうだ」

「仕事は3年前に結婚と同時に辞めて今は専業主婦だ」
「専業主婦ですか!私が?まさか!」
「・・・しおり自身が、そう望んだ」

5年後の自分は私の思い描いていた自分とは違うらしい。

私は、総合職で入社した自分に常に発破をかけてきた。
残業も休日出勤も男性と同じレベルでやってきた。

女性でも出世できるこの会社で
私は自分を試してみたかった。

その私が、専業主婦?

うそでしょ・・・・





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