トイレ休憩-2
「先にするよ!」
そう言った莉乃は溝に股がり腰を落とした。割れ目が広がり卑猥な淫部が顔を出した。少しヒクヒクした後、チョロチョロと尿が出てきて、それが割れ目を伝って尻を汚した。しかし、それも直ぐに収まった。勢いの付いた尿がシャーと前に飛び始めたからだ。
「ふう、間に合ったぁ」
何とか間に合った莉乃は、放尿をしながらホッと息を付いた。
ふと横を見ると、康太がニヤニヤしながら莉乃の恥ずかしい姿を覗き込んでいた。
「おおっ!莉乃、今日も元気に飛ばしてるなあ」
康太の言った通り、莉乃の尿は激しく溝の底を叩いていた。
康太の恥ずかしい言葉に、優衣は莉乃に代わって真っ赤になったが、そんな心配は無用だった。
「オマンコ、ちゃんと見えてる?」
莉乃は優衣の心配を他所に、康太が見やすいようにさらに足を開いた。
「おう、バッチリだ」
しかし、他人を恥ずかしがっている状態ではなかった。優衣は莉乃のホッした表情を見た途端、それに釣られて気を抜いてしまったのだ。立ったままの状態にも関わらず、限界を越えてしまった優衣の割れ目から、ジュワァッと尿が漏れ始めた。
太ももが暖かくなった優衣は慌ててしまい、咄嗟に莉乃に向かい合うように溝に股がってしまった。しゃがむ余裕もないまま、尚且つ慌てたことにより、腰だけ前にして上体を反らした姿勢になっていた。そして、一旦、放たれた尿は止めることはできなかった。方向性の定まらない尿の軌道は勢いを増し、床を叩き、莉乃の太ももにかかった。その跳ね返りが莉乃の女体を汚した。
「ヒッ…」
自分のしたことに驚いた優衣の体は、その姿勢のままで硬直した。
「おおっ!【立ち小便と座り小便】だ」
奇しくもそれは、校庭に飾られている銅像と同じ姿だった。ただし、立ち小便の方は男子の像だったが、図画工作の時間の写生では、時折、女同士の像にして芸術作品を描く児童もいた。
莉乃は自分に向かってくる尿を見て、優衣が学校のシンボルの真似するほど打ち解けてくれたことを嬉しく思った。
そんなことを知らない優衣は、しゃがむ余裕もないまま漏らしたことに、申し訳なさと恥ずかしさの余りに、手で顔を覆って泣いていた。
しばらくして、勢いの弱まった尿は、立ったままの優衣の太ももを伝い始めた。しかし、呆れ返ってるはずの莉乃の顔を見るのが怖くて、身動きができなかった。
(死にたい…)
転校初日にとんでもない失態をしてしまった。それも男子が見ている前でだ。
消えてしまいたいと思っていた優衣の太ももを、突然何かが触れた。驚いた優衣が視線を向けると、トイレットペーパーを手にした莉乃が、優衣の汚れた足を優しく拭いてくれていたのだ。
「あかん、そんなんしたら、莉乃ちゃんの手が汚れる」
優衣は慌てて、莉乃の手を掴んだ。
「汚れる?何が?」
莉乃はまたキョトンとした。
「えっ?だってあたしのおしっこが、莉乃ちゃんの手に付くやんか」
実際、手の汚れを気にするどころではなかった。莉乃の体のアチコチに、優衣の飛ばした尿がベットリと着いていたのだ。
「えっ?おしっこでしょ。何言ってるのよ。出たばかりのおしっこなんだから全然汚くないじゃない」
「だって莉乃ちゃんの体にも掛かってるし…」
「服に掛かったわけじゃないから気にする方がおかしいよ。そんなことを言うならあれはどうなるのよ」
莉乃が指差す方を見て、また優衣が驚いた。
「ゲッ!」