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可憐な転校少女優衣
【ロリ 官能小説】

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トイレ休憩-1

【トイレ休憩】

休み時間になった。次の授業は水泳なので、本来なら着替えなければいけなかったが、前の授業でみんな全裸になっていたので、その必要はなかった。

「うふふ、水泳の授業、楽しみね。優衣ちゃんは泳げるの?」

莉乃が優しく声をかけてくれた。

「うん、泳げるよ」

「で、水着はどうするの?」と続けて言う言葉を、優衣は途中で飲み込んだ。さっきの話の流れで全裸のまま授業を受けることは転校生の優衣にでもわかったからだ。

「莉乃、連れション行こうぜ」

後ろから莉乃の胸を揉みながら康太が言った。優衣は見る見る内に硬くなる莉乃の乳首を見ながら驚いた。しかし、驚いたのは莉乃の乳首にではなかった。普通、男女が誘いあってトイレに行くことなど考えられなかった。それを連れだって行くことの誘いに驚いたのだ。

「そうねえ、優衣ちゃんにも案内しないといけないからちょうどいいわ。優衣ちゃん、トイレ行こ。案内するよ」

緊張の連続だったことと、慣れない裸で体が冷えたこともあり、優衣も行きたかったところだ。一旦、トイレのことを考えると、一気に尿意が増してきた。しかし、自分がトイレに入るのが、男子にバレるのは恥ずかしかった。

「何してるの?行くよ」

躊躇する間もなく立たされ、繋がれた手を引っ張られた。

実際、限界に近かった。少しでもお腹を押さえると漏らしてしまいそうだった。

長い廊下を莉乃に手を引かれて歩く優衣は、少しでも気を紛らすために、廊下に貼られた標語の文字を目で追った。登校した時には気づかなかったが、廊下には多くの標語が貼られていた。

【廊下でセックスをしてはいけません】

【廊下での全裸は禁止!ただし、体育の移動はこれに限らず】

【校舎はあなた達のお口ではありません。掛けるな精液!垂らすな愛液!】

【校庭での野外放尿は指定の場所で】

【人類は皆、穴兄弟】

【はめずにイクなコンドーム】

呆気に取られながら読み進めている内に、廊下の端にあるトイレに到着した。

数歩前を歩く康太が入るのを追って、莉乃もそのまま入ろうとした。

「り、莉乃ちゃん、ちょっと待って!」

優衣が尿意を我慢するため、腰をもじもじと動かしながら、繋いでいた莉乃の手をギュッと握って止めた。

「どうしたの?」

こちらも腰をもじもじさせた莉乃が、怪訝そうな顔で聞いた。

「だって、ここ男子トイレでしょ」

優衣は康太が入ったトイレを指差しながら言った。

「へっ?何、男子トイレって?」

莉乃がキョトンとした。

「えっ?あたし達は女子やから女子トイレに行かんと…」

優衣は説明しながら嫌な予感がした。

「何バカなこと言ってるの?おしっこするのに男子も女子もないでしょ」

どうやら優衣の嫌な予感が当たったようだ。

「さあ、入って入って、おしっこ漏れちゃうよぉ」

莉乃に背中を押されて中に入ると、優衣の中の常識には無い光景が広がっていた。

入った時の印象は【広い】だった。そう感じた理由は明白だった。何故ならトイレの中に、本来あるべき個室が一切なかったからだ。

入って左手側の壁には、男子トイレでよく見る立ち小便用の便器が並んでいて、その一つに向かって康太が放尿をしながら、ホッとした表情を浮かべていた。

全裸の男子の放尿姿にドキマギしたが、問題は自分が用を足す場所だった。

入って右手側には便器は無く、代わりに壁から平行して40cmの位置に、幅25cmの溝が奥の壁まで延びているだけだった。ただし、右手の壁には1m間隔で、トイレットペーパーホルダーが備え付けられていた。

どうやって用を足せばいいかは、その溝を見れば一目瞭然だった。

ペーパーホルダーと同じ間隔で、先端がL字に曲がったノズルが付いたパイプが、壁から溝に向かって延びていた。多分、それがウォシュレットなんだろう。

一つ謎だったのが、壁の一番奥の位置で、溝が奥行き60cmほどの長さで、60cmほど一段高くなっていることだった。そして、正面には何故かシャワーがあり、上部の棚には大量のバスタオルが置かれていた。

この光景を前にして、優衣の頭はクラクラした。

「どうしたの?おしっこしないの?」

今にも漏らしそうな悲壮な顔をした莉乃が、優衣の顔を覗き込んだ。


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