寡黙になった転校生-7
騒がしいミナミ先生が、居なくなったので、クラスの関心は転校生に集まった。さっそく、隣の席の男子が優衣に声をかけてきた。
「ねえねえ、お前ってマジで処女なの?」
「う、うん…」
遠慮のない視線を遮るように、胸と股間を隠しながら優衣は頷いた。
「へ〜、もっと近くで見せてくれよ。オレ、処女膜見たことないんだよ」
男子の言葉に優衣はギョッとした。
妹の居ない男子なら、わりと有りがちなことだった。女子の方が早熟なので、男子が精通を迎える頃には、クラスメートの女子は、大抵父親か兄に処女を奪われるのが常だった。
「オレも見たい」
次々と男子が手を挙げる中で、「あたしも〜」と、女子も手を挙げ始めた。
期待を込めた視線が優衣に襲いかかった。むんむんとした視線の一つ一つに【早く見せろ!】のメッセージが読み取れた。さっきの羞恥は二度と味わいたくはなかったが、暴力的とも言える強要の多数の視線の恐怖は、それを凌駕していた。優衣がその恐怖から逃れられる方法は一つしかなかった。
優衣はさっき莉乃がやったように、恐怖と羞恥で強張る女体を震わせながら、なんとか机の上に座ると、顔を背けながら足を開いた。
(堕ちる…)
どん底を味わった気分だった。しかし、これで終わりではなかった。
「よく見えないぞ。オレが開いてやろうか」
触られるなんてとんでもない。優衣は慌てて自身の尻肉を掴むと、グッと力を込めて割れ目を開いた。
「うひょーっ!」
その囃し立てるような歓声は、自ら進んで割れ目の中を晒したことで興っていた。おむつをしていた頃ならいざ知らず、今日まで大事な部分をを人に見せたことはなかった。貞操観念のしっかりした優衣は、自分の裸は、将来、結婚をする人以外は見せてはいけないと思っていた。それなのに、恐怖に負けてしまい、とんでもないことをしてしまったと後悔の念が沸いてきた。
(お母さんに叱られる…)
ミナミ先生に捲し立てられながら、考える余裕もないままさせられたのと、自ら進んでするのとでは、その意味が全く違っていた。
「優衣ちゃんて、クンニされたことはあるの?」
一番胸の大きなセックスクラブの真理子が、優衣に声をかけた。
「ク、クンニって…?」
勿論知らない。
「やあん、やっぱり〜、可愛い初物オマンコ、いただいちゃおっと!」
嬉々とした真理子が優衣の股間に顔を埋めた。唾液を絡めた舌が、優衣の割れ目の中を容赦なく擽った。
「ヒャン!」
女体に走った突然の刺激に、優衣は自分の意志とは関係なく声を洩らした。
「くううっ!おしっこ臭くて美味しい♪この味は妹と同じ、間違いなく処女の味よ」
真理子の舌には定評があった。みんなに報告した真理子は、また優衣の股間に顔を埋めて、穢れのない女体を楽しみだした。
「真理子だけずるいぞ!」
そう言った男子が、優衣の乳首に吸い付いた。
「ああん、ダメぇ」
ゾクゾクした感覚に、優衣は身震いをした。初めて味わう擽ったさを越えた快感に戸惑いながら、成長過程の女体は確実に反応を始めていた。
「あん、あん、あん」
「やあん、可愛い声ね。興奮してきたわ」
真理子がはしゃいだ。