第3話-8
「リミッター解除は…身体の温存エネルギーを消費するから、貴方が私を慰めてくれないと…回復に時間が掛かるの…」
シンには少し理解出来ない状態だったが、ジュリを抱き抱えてバスルームに行く。
白い衣服のボタンを外すと、ジュリの柔らかく白い肌が現れる。既に見慣れた筈ではあったが…何度見ても息を呑む美しさがあった。ブラウスを外すと膨らみかけ乳房が現れる。ピンク色の乳首は突起していた。さらに肌にベタ付いたショーツへと手を伸ばす。ショーツはぐっしょりと濡れていて、我慢していた…と言うのは事実であると実感した。生まれたままの状態のジュリの姿…大人にも見えるし、少女とも見られる微妙なラインの状態、その姿は神秘的にも思えた。2人はシャワーを浴びて、抱き合いながら湯船に浸かる、ジュリはベッタリとシンに抱きつき白く柔らかい肌を擦り寄せ続ける。
柔らかな乳房がシンの体から顔を撫でられる気分は不思議な感覚だった。今まで女性との性体験をした事が無いシンには魔法を掛けられる様な気分だった。
それ以上にジュリのウットリとした表情が妙に不思議に思えた。
ラブドールの機能を持ち合わせているとは言え…ジュリと出会ってからは、ほとんど彼女が色んな事に対して仕切っていて、知的な少女と言う印象であったが…今の彼女は性に飢えた女性にも思えた。
少し前、飲み屋でミヤギの言ってた言葉が脳裏を横切る。
「君が野心家で無いのが嬉しいよ」
「どう言う事ですか?」
「少し君の経歴を見させて貰ったけど…君は過去に大手企業に居た時期があった様だね。野心家だったら…その大手企業で、相手を蹴落とし上司にゴマを擦ってでも、上を目指すものだが…君には、そう言う意欲が無かったのだろう?」
「まあ…それも一理ありますが…会社の方針には付いていけなかったのです」
「アンドロイドを製造し販売する側としては、君の様な方にこそアンドロイドを提供したい位だよ。様々なアンドロイドを利用者に提供するが…特にラブドールは酷い有様だよ、メンテナンスの度に彼女のデータを見るとDV等、一方的に物として扱われるだけで…アンドロイドが傷付いているのを目にする。鬱病にならない彼等は弄ばれ続け、恥虐され続けて…使えなくなったら廃棄処分か中古屋行きだ…正直、常に良品質を提供する側としては哀しい限りであるがね」
「僕は…ただ、彼女が側に居たいと言っているから置いているだけなんだ」
「フ…謙遜しなくて良いよ」
「何が可笑しいんですか?」
「私は、アリサ…イヤ、ジュリって言う名前だったかな?彼女を見た時に驚いたんだ。彼女には表情があり感情が芽生えているのを見た、最初アリサとは思えなかった程だよ。高性能とは言え、個性的な感情を持つアンドロイドは、色んな意味で珍しい。君と言う人間を選んだ彼女にこそ芽生えた物だと言って良いだろう」
ミヤギの言葉を思い返して見て、改めて気付く。今日の深夜に出会った頃は、無表情のアンドロイドだった彼女は、名前を付けられて感情が芽生えて、それからはジュリはシンを仕切る様なリーダー的な立場であったが…今は、まるで物乞いする子供の様な存在へと成り代わっていた。
「貴方のオチンチンで、私のオマンコをメチョメチョにしちゃって欲しい…」
シンの膝に自分の股を擦り付けてウットリとした表情を見せるジュリを目の前にシンは戸惑う。
「知的な少女は何処へ行ったんだ?」
「私のシステムがエネルギー補充を要求してるの、貴方の愛で私を満たせて欲しいの」
温存エネルギーの消費量と回復量がどうなっているのかはシンには分からなかった。ただ…愛欲に飢えたジュリを見ると、相当発情しまくっている。多分…1度や2度のセックスでは解放させては貰えないだろうと思った。
ジュリは湯船の縁に腰を乗せて大きく股を開き、無毛の肉ヒダを指で押し広げる。
「早く…弄くり回しちゃって、お願い…」
人工の物とは思え無い、サーモンピンクのワレメが露出し、赤い陰核が蠢めいている。
シンはジュリの突起した陰核を下で転がし回す。
「ああぁ…ん!」
敏感に反応するジュリ、身体をくねらせて膣口から粘液が溢れ出る。
「アンッ…アンッ…」
相当感じている様子で、身体がビクッビクッとヒクつく。
シンが舌先で陰核を愛撫し続ける、ジュリは快感に悶え続ける。
ペチャペチャと、ワレメから音が響きわたる。
「シ…シンッー…イ、イクゥー!」
その瞬間、ジュリが激しく反応し、絶頂感に達して身体が痙攣したようにビクンビクンと、大きく仰け反りかえる。
「ハァ…ハァ…」
激しくイッたジュリは快感の余韻が残っている中、少し虚ろな表情であるが満足した様にも思えた。
「気持ち良かった?」
「うん…今度はシンのを入れて欲しい…思いっきり、かき回して」
「と…とりあえず、風呂から出よう」
「うん」
2人はバスルームから出て、身体を拭き、ジュリは髪をドライヤーで乾かす。一連の作業が終わると同時にジュリは直ぐにシンに抱きつく。
「早過ぎるって」
「フフ…今夜は頑張ってねダーリン」
「え…それって、どう言う事かな?」
「貴方の溜まっているのを私の中に、いっぱい出してちょうだい」
ジュリはそう言って全裸のままウフッと微笑んだ。
ジュリを抱いた状態でシンは寝室へと向かう。ジュリをシーツの上に寝かせると、右手をジュリの無毛のワレメへと伸ばす。
「アアァン…」
汚れを知らない無防備の肉ヒダに指が忍び込み、柔らかな陰部が外部からの刺激でその扉を開かされる。タオルで身体の水滴を拭きとったばかりなのに、ワレメは既に浸みっていた。
「ジュリ…アソコが濡れているよ」
「貴方の指使いが上手だから…」