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夢姫伝説
【SF 官能小説】

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第3話-7

女子中学生の2人はマンションを見上げるが人が降りれるような場所は見当たらなかった。
市街地で路肩に駐車しているパトカーがあった。

「それにしても、今日の昼間の捜索って何だったんでしょうね…結局何も分からないまま打ち切られてしまって…」

「俺に聞くなよ、全て上の方で勝手に決めて動いただけなんだし。俺達は指示に従っただけだから…」

退屈そうに話をしている2人警察官が乗っている横を、白い物が凄い速さで横切った。

「え…?」

「どうしたんだ?」

「今…何か白い物が横切ったぞ」

「気のせいだろ…それとも疲れているのかもしれないぞ?」

「そうなのかな…?」


平均時速約300kmの速さで走るジュリ、彼女が走った後、音速の状態で軽いソニックブームのように風が巻き起こり、付近にいた人達は突然の疾風に驚いた。
前方に交差点が見えると彼女はジャンプして信号機の上に乗り、大型トラックが近付くと、ジャンプしてトラックの上に乗り、歩道橋の近くへと来ると、さらにジャンプして、歩道橋の柵へと飛び移る。
驚異的な脚力と跳躍を見ていた周囲の人達は唖然として見て、WBのカメラを使って彼女を撮ったりした。

(目的地まで、あと10m…)

ジュリは歩道橋の柵の上からそのまま走り出し、前方のビルへと向かってジャンプする。建物の窓ガラスに足を引っ掛けながら、屋上へと跳び上がって行き屋上まで行くと、そのまま降下し、建物の非常階段を上手く利用して着陸する。シンとミヤギが居る場所まで近付くと、リミッターの制御を戻して2人の居る場所まで近付いた…。


〜現在…

一連の出来事を聞いたシンは、少し悩んだ様に頭を抱えてからジュリに向かって言う。

「なぁ…ジュリ、あまり世間の目に付く様な行動は控えてくれよ」

「分かった、気を付けるわ。でも…貴方も私を一人ぼっちさせてはダメよ。今度無断で誰かと会う事があったら、その時はロボカーを使って強制的に帰還させますからね。あと…私以外の女性とイチャイチャした場合は覚悟してね」

「どうするつもり?」

「さっきの空気弾を貴方に放つわ」

微笑みながら言うが…ジュリの場合は必ず実行されるのでシンとしては少しばかり怖かった。出来るだけ仕事が終わったら帰宅するようと考えた。その方が寿命が長く続きそうなので…。
2人が話をしていると、前方に男性が現れて少し震えた様子で近付く。

「き…君、今さっき歩道橋の上を走って行って、ビルの上を飛んだよね?ほら…写真もあるよ」

男性は、WBの画像に納めたジュリの写真を見せる。
それを見たジュリが付近にいた猫を見つけて、相手に気付かれない様に写真の前に軽く手を擦り付けると、画像はジュリから猫に変わる。

「あら…可愛い猫ちゃんね」

「え…ええェー⁈」

男性は驚いて自分の納めた画像を見ると猫が歩道橋の柵の上に写っていて、ジュリの姿は消えていた。男性は慌ててジュリの写真を検索するが…保存した筈の写真は見当たらなかった。

側にいたシンが小声で「おまえな〜…」
と、少し呆れた声で言う。

「あんなのに構ってたら遅くなるわよ」

2人はさらに歩き、マンション近くの市街地付近へと近付く、すると男性の警察官が1人周囲を見渡していた。

「アンドロイドの警官よ…あの人…」

「へえ…そうなんだ」

と、2人が話していると、相手もこちらに気付き警官はジュリを見るなり近付いて来た。

「失礼ですが…そちらの方、識別信号が確認されませんね、まだ未登録のようですか…?」

「まだ、届いたばかりなので…」

「すみませんが…話をしたいので、ご同行願いますか?」

その瞬間、ジュリが相手の顔に手を当てる。

「邪魔よ…あちへ行ってなさい」

軽く突き倒す様に押さえると、警官アンドロイドは後方へと数歩ヨロヨロ…と後退りする。ジュリはシンの手を引っ張って歩き出す。

「おい、良いのか?警官アンドロイドに手を出したりして…」

「あいつには、もう私達の記憶は無いわ。ほっときましょう」

しばらく硬直状態だった警官のアンドロイドは再び動き出すと、不思議な踊りを始める。それを見ていたシンは、少し戸惑いながら

「おい…やり過ぎだろ?」
と、呟いた。

「私は急いでいるのよ、それとも貴方ここでする?私は構わないけど…」

「するって…何を?」

ジュリは両手でスカートの裾を少し捲り上げ、その下にある純白のショーツが現れる。

(おい、何考えているの、ここじゃマズイよ…)

「私、我慢出来ないの…。リミッター解除の反動で、気持ちが高ぶっちゃって…早くして欲しくてたまらないの…私のアソコを触って見て…」

シンは言われる通りにスカートの中に手を入れると、ジュリの股はベットリと濡れていた。

「リミッター解除すると、毎回こんな感じになるの?」

「分からない…今回は初めて使ったから…慣れると気持ちは落ち着くと思うわ」

「と…とりあえずマンションに戻ろう」

マンションに着くと、まるで急ぐかの様にジュリはシンを引っ張って部屋に入る。二重になっているロックを掛けて誰も入れない状態になるとジュリは少し背丈のあるシンに向かって背伸びして口付けを交わす。
窒息しそうな状態まで唇を交わされたシンは、ジュリを押し退ける。2人の唇が離れるとうっすらと唾液の糸が伸びる。

「いきなりすぎるって…」

「お願い…私もう我慢の限界…私をバスルームまで連れって行って」

ハァ…ハァ…と息を切らし、顔を紅色しながらジュリは胸に手を当ててシンに擦りよる。シンが目線を下に向けると、ジュリの股から垂れてる汁が足の方まで流れていた。


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