揺れる保健室-5
しかしその瞬間、友美のクリトリスにピッタリ貼り付いていたローターが突然激しく震え出したのである。
「ひあああっ、やあっ!!」
「相馬!?」
飛坂はビックリして友美の顔を覗き込んだが、もはやそれに構うほどの余裕は友美にはなかった。
さっきのSHRで与えられた刺激よりも遥かに強烈なローターの動き。
ずっと声を出すことを我慢してきた友美にとって、その刺激は理性を失わせるには充分過ぎた。
「あっ、いやあっ……ダメェッ……」
もう、声を抑えられない。
突然の友美の乱れように、飛坂は面食らっていた一方で、彼の下半身は、即座に変化を見せていた。
目の前の少女の様子は明らかに異様だ。
潤んだ瞳と首筋に浮かぶ汗。そして、理性を失った高い鳴き声。
こんな反応は、飛坂にも覚えがある。
中学生になって性的な事に興味を覚えた頃、部活の先輩から貸してもらったエロDVDの中の女の子の反応と友美がリンクしていた。
「やだぁっ……ああっ、あっ、あんっ……!!」
さっきクラスを出ていく時に、芦屋が『後で様子を見にいく』と言っていたことを快楽の波の中で友美は思い出していた。
間違いなく、芦屋はこの保健室の戸を隔てた所にいる。
ゆっくりとパワーが増していくローター。
それが次第に友美を狂わせていく。
やがて友美は、無意識の内に脚を閉じ始めていた。
お預けを食らわされていた彼女には、もう昇りつめることしか頭になかったのである。
飛坂が顔を真っ赤にしてこちらを見ている。
もう、彼にはバレてしまったのかもしれない、あたしの裏の顔。
でも、それすらもうどうでもよかった。
脚を閉じると、ローターの震えが身体中に行き渡る。
ゾクゾクと粟立つ肌。自然と力が入っていく脚。
そして、友美はとうとう飛坂の目の前で、
「やあんっ……ダメッ、イク……!! イッちゃうぅ!!」
と、昇りつめる姿を晒してしまうのだった。