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【学園物 官能小説】

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堕ちていく身体-5

華奢だし、チビだし、見た目こそガキそのものの友美なのに、なぜ艶かしさを感じるのかはわからない。


でもある日、真面目に授業を受けていた友美が、休み時間を挟んで戻ってきた時に、少しだけ頬が赤くして、目を潤ませることがあって、飛坂はそれに気付いた途端、胸の高鳴りを覚えたのだ。


それからである、飛坂が友美のことを気になり始めたのは。


はっきり言って、友美よりも可愛い女の子はたくさんいるし、彼女が友人との間でも話題に上らないほど地味な立ち位置であることも理解している。


だけど、それでも友美のことが気になってしまうのは、飛坂本人でも止められることではなかった。


飛坂が、そんな微かな想いを抱きながら友美を見ているとは知らず、彼女は下唇を噛み締めたまま俯いているだけだった。


よく見れば、彼女のこめかみには玉の汗がうっすら滲んでいる。


(……っ、また……!!)


不意に友美の身体の一番敏感な所が、電流を流されたみたいに痺れる。


身体が跳ね上がりそうになるのを堪えるように、友美はギュッと目を閉じた。


実は、友美のショーツの中には、ローターが仕込まれていたのであった。


朝の情事の後、友美のクリトリスにそれをサージカルテープで貼り付け、固定した芦屋。


遠隔操作が出来るリモコン式のそれが友美の中で暴れ出したということは、芦屋はこのすぐそばにいる。


そして、次の瞬間。


「よし、朝のホームルームを始めるぞ」


カラカラと引き戸を開けて、さっきまで友美と交わっていた芦屋が、涼しい顔してクラスに入ってきた。


突然の芦屋の登場にざわつく教室内。みんな一様に「何で?」という疑問の顔が浮かんでいた。


それを察した芦屋は、


「えー、担任の佐々木先生は、昨夜ご家族の方がお亡くなりになられたということで、今日から少し休む事となった。というわけで、その間は俺がホームルームを受け持つ」


とニヤリと笑って周りを見回した。


途端にどよめきが大きくなる。


さすがに不満の声を上げるのは、芦屋が怖くてまだ幼い生徒達にはむりであった。


一方、河井らギャルグループは露骨に嫌な顔をしながら、友達と目配せし合ったりなんかしていた。


(まさか、芦屋先生が来るなんて……)


ふと、股間のローターの動きが止まる。


ジャージのポケットに手を突っ込んだままの芦屋。おそらくスイッチを切ったのだろう。


それでも彼は友美を見ようともせず、教卓の前に立つと出席簿を開き始めた。






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