桔梗のショー-5
里子は頷くと揺れを止め、バイブを引き抜き、胸縄に吊り縄を結び、フックに掛けた。
「上げて」
井上がフックを上げ始めると桔梗は海老反りになって引き上げられて行く、体が柔らかいと言うだけあって綺麗な弧を画く。
里子は桔梗を軽く揺らし、しばし眺めてから腰に縄を巻き始める、巻き終えると腰もフックに吊り、今度は脚を降ろし、腿に巻いた縄を胸縄にひきつけて結んだ。
桔梗は二つ折りになり、尻を突き出すような格好で水平に吊られた。
「廻しです、ご自由にどうぞ」
里子が宣言するが、ゲストから声は上がらない、あまりに幼く、小さな桔梗を抱くことに躊躇しているのだ。
「誰も手を上げないならわしが行くぞ」
大沢が立ち上がる。
「わからないのかね? この娘が挿入を待っているのが、本物中の本物なんだ、小さくても本物のM女なんじゃよ」
大沢は桔梗に歩み寄り顔を覗き込んで声をかける。
「わしが挿入れさせてもらうよ」
「はい……うれしい……」
「アナルでも構わんかね?」
「もちろんです……」
「そうか……わしも嬉しいぞ……」
大沢も72歳としてはかなり大柄な方で体つきもがっちりしている、その大沢が二つ折りになって吊られている桔梗の腰を鷲掴みにするとそれだけでも被虐味が漂う。
「ううむ……」
大沢が桔梗のアナルを貫いた。
「あああああああ……いい……ああ……」
「桔梗……素晴らしい……しなやかだが良く締まる……おお……おお……これは堪らん……素晴らしいぞ……」
「あああああああ……嬉しい……感じます……もっと……もっと強く、深く突いて下さい……ああああああ……」
「おおお……おおお……うおおお……」
「あああああ……逝く……」
「わしも……逝くぞ……おおおおおおおおおおおお……」
大沢は天を仰ぎ、感に堪えたような表情で果てた……しばらくそのままで桔梗の小さな尻を撫でている……。
「良かった……こんなに良いのは初めてだ……桔梗、ありがとう」
「とんでもない……抱いて頂いて私も嬉しいです……」
「大沢さん、その娘を抱きたいのは山々なんだ、声を聞いてるだけでもたまらなくなっちまう……だが理性がな、いくらなんでもそれはだめだろうと言っていたんだよ」
「しかし、今のでわかっただろう? この娘は本当に責めを欲しているんだ」
「ああ、私の理性もOKを出してくれたよ」
四人のゲストも立ち上がり、桔梗のヴァギナを、アナルを貫き、一様に賞賛する。
「今日はここまでで……ご堪能いただけましたでしょうか?」
里子がゲストに問いかける。
「もちろんだ、こんなに息を詰めて見入ったのは初めてだよ」
「その娘は本物だな、これまで見た中で一番のMだ」
「その娘を抱けたのは男冥利に尽きる」
ゲストが口々に賞賛する中、井上の手で桔梗が降ろされている。
降ろされた桔梗がぽつりと棚呟く。
「もっと責めていただけませんか?」
「え?」
桔梗の言葉に里子が振り返り、井上の手が止まる。
「里子さんの責めは素晴らしかったです……私もこんなに興奮したのは初めて……もう少し責めていただきたいんです、私、もっと先まで行けそうです、もっと感じるようになれそうなんです……」
「褒めてもらって嬉しいけど、あなたのその小さな体ではこれ以上の無理はさせられない、Mとしての感性は最高よ、でも大人より体力は劣るはず」
「まだ大丈夫です……お願いします、もっとぎりぎりのところまで……」
里子は門村を見やる。
門村は肩をそびやかして言う。
「本人が言うんだから……」
「……」
里子は考え込んでいる。
「お願いします」
桔梗の再度の懇願に里子は頷く。
「わかったわ……でもここから先は私と一緒」