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エロスの神に選ばれし少女〜桔梗
【ロリ 官能小説】

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大沢商事にて-1

 門村が事務所を訪ねて来た、大沢が呼んだのだ。
 幸恵は丁度使いに出ていて不在だったのだが、結果的には良かったのかもしれない……なぜなら、門村の話は想像もつかないようなものだったからだ。
「門村さんよ、そろそろ、またショーをやりたいんじゃがね」
「どんな娘をお望みですかね」
「なんていうか、被虐味だな、被虐味がたっぷりなのはおらんか?」
「これまでのではご不満ですか?」
「いや、良かったよ、バラエティに富んでいたしな、歳も十九から四十九じゃろう? 裕美みたいないい娘もいたし、美喜子みたいな横柄なのもな、だが欲望には際限がないものじゃな、これまでになかったような新鮮味のあるのはおらんかな」
「う〜ん、この前から考えてる娘はいるんですが、その娘を紹介して良いものかってことも考えちまうんですわ……」
「なんだね? 天下の恵和会でも躊躇するような娘がいるのかね?」
「究極のが一人、いるにはいるんですがね……」
「話だけでも聞かせてくれんかね」 
「ええ……究極と言うのは歳のことで……」
「ほう、若いのかね? 十八歳未満とか?」
「そのとおりで……」
「十七か? 十六か?」
「十三ですわ」
「十三?……確かにそれは躊躇するな」
「ヤクザものが言うのもなんですが、こいつは犯罪で……」
「ああ……十六、七ならまだしも、十三となるとな、わしも驚いたよ」
「それもかなり小さいんですわ」
「ほう」
「しっかりした娘ですから雰囲気は結構大人びてるんですが、体つきだけなら十歳くらいにしか見えません」
「組の預かりになってるのかね?」
「ええ、親父の借金のカタにね」
「その親父がまだ金を返さんのじゃな?」
「返せないんで……あの世に行っちまってますからね」
「そいつは困ったな」
「その通りで……十八になればホステスだろうがソープだろうが働かせられるんですが、十三ではどうにも」
「そりゃそうじゃな」
「実際にはソープ嬢だって出来るんですがね、いや、もしなったら客が行列を作りますよ」


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