大沢商事にて-3
その夜遅く、少女は門村に連れられてやって来た。
「これが昼間話した娘ですよ」
「桔梗と申します」
少女はだぶだぶのダウンジャケットをきちんと畳んで両手に携えてぺこりと頭を下げた。
大沢は思わず少女をしげしげと眺めてしまう。
身長は門村の胸あたりまでしかない、セーターの上からでもやせっぽっちなのもわかる、胸もほとんど膨らんでおらず、中学生と聞いているが門村の言うとおり十歳くらいにも見える。
ただ、雰囲気は落ち着いている、むしろ社会人の雰囲気すら持っているといえるかもしれないほどだ。
体も小さいが顔も小さいので、実物を目の当たりにしていなければもう少し大きいと思うだろう、小さいなりに均整は取れている。
顔立ちも派手さはないがよく整っている、目の輝きが理知的な雰囲気を漂わせていて、学校の成績が良いと言うのも頷ける。
「確かに体は小さいな、だが十三にしては大人びた雰囲気がある」
「いろんなことを経験してますからね、生活の上でも性的な意味でも……脱がせますか?」
「あ……ああ、だがここじゃまずい、地下に行こう」
「そうですね……桔梗、ついておいで」
地下室に入ると色々な責め道具が目に入るはずだが、桔梗には動じる様子がない。
「責め道具が並んでいるが、怖くはないのかね?」
「いいえ、慣れ親しんでいますから……しばらく責めて頂く機会がありませんでしたからむしろ……」
言葉が終わらないうちに服を脱ぎ始め、子供服然としたセーターが、ブラウスが、スカートが床にきちんと畳まれて置かれて行く。
脱ぐことに躊躇はないが、無造作ではない、セーターまでは正面を向いたまま脱いだが、スカート、ブラウス、キャミソールを脱ぐ間は後ろ向き、所作に淀みはないが、キャミソールを脱ぐ前には一呼吸あった、脚はきちんと閉じられていて、スカートを脱ぐ時も無防備に尻を突き出したりしない……ただ服を脱ぐのではなく、それを見られている事をしっかり意識しているようだ……体は幼いのだがどことなく色気を感じてしまう。
靴を脱ぎ、ニーハイのソックスを脱ごうとする。
「いや、それはそのままでいい」
「ここまでで?」
「いや、パンティは脱いでもらおうか」
後ろ向きのままやはり一呼吸置いてからするすると下ろし、ゆっくり正面に向き直った……想像はしていたがまだ毛も生えていない。
まるで子供の体であり、性器も筋にしか過ぎないのだが一つ一つの所作に色気を感じていただけに桔梗の全てを目の当たりにすると、この小さな体を味わい尽くしたくなっている。
大沢は桔梗に歩み寄ってその体をつぶさに調べ始める。
「なるほど、無毛だな、剃ってる訳ではないんじゃな?」
「はい、元からです」
「腋も?」
「はい」
「まだ胸もほとんど膨らんでいないな、腰つきに僅かに女を感じるくらいだ」
「……」
「乳首は少し出てきているな……」
指で軽くつまむとビクっとなり、吐息を漏らす。
「感じるのか?」
「は……はい……」
「あそこも筋にしか見えんが……本当にそれで男を受け入れられるのかね?」
桔梗は頷くと大沢の前に膝をつきズボンのファスナーを下ろす。
「おいおい、そこまで要求しておらんぞ」
「この娘にとっちゃ挨拶代わりみたいなもんですよ、お嫌じゃなければ」
門村は笑っている。
「嫌な訳はなかろう?……おお……上手いな……」
陽子は大沢のペニスを引っ張り出すと舐め始める、男のツボを良く心得ていてベテランの風俗嬢も顔負けだ。
「おお……これは……驚いた……」
かなり慣れている様子で、少し硬くなり始めた大沢のペニスを咥え込み、唇でしごき始める。
「口が小さいから……大人とは全く違う……」
「イラマチオもいけますよ」
門村に言われ、桔梗の頭を抱えて腰を使ってみる。
頭も小さいが根元までスムースに受け入れる。
「信じられん……喉まで達してるぞ……」
大沢がすっかり固くなると、桔梗は大沢に背を向け、四つ這いになると尻を高く掲げる。
普段見慣れている女性器よりもかなり前つき、幼さを感じる、性器と言うより割れ目という言葉がしっくり来る。
しかし……その割れ目はいまにも滴り落ちそうに蜜を湛えている。
「初潮がまだなんですよ、そのままどうぞ」
門村がごく当たり前のように言う。
「今時十三でまだなのかね?」
「小さい頃の栄養状態が良くなかったんでしょうね、そういう意味では昭和初期と変らないか、インスタント食品なんかがある分却って悪いかもしれませんね」
初潮も迎えていない女の子を犯す……後ろめたい気持ちはあるが、それとは裏腹にペニスはいつになく硬くなる。
「挿れるぞ、本当に大丈夫なんじゃな?」
桔梗が頷いたのを見て、バックから腰を抱える。
大沢は年齢の割りに背が高く、百七十五センチある、対する桔梗は百四十センチあるかないか……大沢は脚を広げ気味に、しかも膝を軽く曲げなければならないが、桔梗も精一杯踵を上げて高さを揃えようとする……その仕草はけなげ、抱えた腰は華奢、背中はいかにも細く、頼りなげ……そして、ペニスをあてがったスリットは桃のように瑞々しく、いかにも小さい。
(わしはこんな子供を抱こうとしているのか……)
そんな罪悪感が頭をよぎるが、絶妙のフェラチオでそそり立ったペニスは、止めようがない。
大沢はゆっくりとペニスを押し込んで行った。
「うぅ……」
小さな声は漏らしたものの、桔梗は大沢をしっかり飲み込んで行く……。
「ああ……」桔梗の唇から喘ぎ声が漏れ、それを耳にした大沢はぞくっとさせられた。