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【学園物 官能小説】

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秘密の生徒指導-7

膝丈ほどのスカートを折り込む時は、スカートのホックはワザと外したまま捲っていく。


そうしないと、ウエストが苦しくなってしまうから。


クルリと芦屋に背を向けた態勢とは言え、きっと彼に睨まれているんだと思うと、スカートを元に戻す手も震えていた。


一方、もたつきながらもスカートを一つ一つ、折り込んだ逆の手順で戻していく友美の背中を見つめながら、芦屋は深いため息をついた。


「河井みたいにスカートを既に短く丈詰めしてたら、反省文だったが、一時的に短くしてたのなら、今日だけ大目に見てやる」


「あ、ありがとうございます……」


素直にお礼を言う友美に、芦屋は苦笑いになる。


(河井もこのくらい素直だったら可愛げがあるんだが)


芦屋は、先程生徒指導室で河井へ説教した事を思い出していた。


泣き腫らした顔で生徒指導室に現れた河井は、もはややけになったのか、敵意剥き出しだった。


スカート丈は相変わらず短く、しかもうっすら化粧までして。


そんな反抗心剥き出しの河井は、こちらが張り手の一発でも食らわせたら、大事(おおごと)にする気満々といった体だった。


その反抗的な目に、本当に張り手をかましてやりたくなった芦屋だったが、体罰問題で社会が騒いでいる昨今、感情だけで動くわけにもいかない。


仕方なく、反省文を書くよう促すが、勉強さえ真面目やってれば服装なんてどうでもいいと主張する河井は、最後まで言い訳、抵抗の嵐だったのだ。


(ガキの相手は全く疲れる)


そんな出来事があって、すっかり疲弊していた所に、相馬がやって来たもんだから、スカート丈が短いくらいで怒るのもかったるかったのも頷ける。


だから彼は、大目に見ると称して、サッサと友美の対応を終わらせるつもりであった。


この、相馬友美という生徒は、芦屋にとって非常に印象の薄い生徒であった。


ただ、成績はいつも上位の方だったし、委員会活動や日直を真面目に行っているから、彼女の担任からもなかなか評価は高いようで。


だから、こういう真面目な生徒は一度言えば理解すると踏んでいたのである。


黙々とスカート丈を元に戻している友美を見ながら、


(しかし、こんな大人しそうな生徒もスカートを短くするものなのか)


と、考えていたら、突然、


「きゃっ!!」


という悲鳴とともに白い尻が露わになったのである。



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