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【学園物 官能小説】

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秘密の生徒指導-2

「相馬、何でここはこうなるの?」


席を立とうとする友美を引き留める、呑気な飛坂の声。


いつもなら、わからない所も全て丸写しの奴が質問をしてきたことに、友美は内心舌打ちが漏れた。


(せっかくオナニーしようと思っていたのに)


「何よ、質問なんて今までしたこともなかったくせに。いつもみたいに野球部の友達の所でつるんでればいいじゃない」


冷めた視線でジロリと飛坂を睨んでやれば、慌てて目を逸らす。


そんな飛坂の顔が赤くなっていた事を、友美は気付いていなかった。


「あ、あの、俺、そろそろ勉強もちゃんとやらないとヤバいって危機感持ち始めてさ」


「危機感、ねえ」


誤魔化すような笑いに、ちょっぴり疑惑の眼差しを向けるけど、それが本心かどうかは友美にはどうでもいいことだった。


飛坂の言い訳をよそに、チラリと奈緒の席の方を見れば、綺麗に揃えられた教科書とノート、それに英和辞典が机の隅にポツンと置いてある。


(ああ、奈緒、日直だっけ)


方や窓際を見れば、野々村が友達とバカ騒ぎをしてるのが目に入る。


野々村自体は好きでもなんでもないけれど、あのセックスを見てしまうと、友美は奈緒が羨ましくて仕方がなかった。


自分もあんなことをしてみたい、と。


そんな友美が興味があるのは、男とセックスすること、それだけだった。


それを秘めながら、涼しい顔して飛坂の質問に答える友美。


飛坂にしては珍しく質問が多く、それを教えてやるだけで結構な時間を食った。


おかげで昼休みに自慰行為をする時間はほとんどなくなってしまい、友美の態度も一層素っ気ないものになる。


飛坂にはもちろんお礼を言われ、「後でなんか奢るから」とまで言っていたけど、それすらすっかり疎ましく思った友美は、にべもなく断った。


(せっかくゆっくり楽しもうと思っていたのに)


チラリと自分のスカートを見る。


この中には友美しか知らない、秘密があった。


最近の友美は、セックスしたい願望が強すぎて、下着が少しずつ変化して来たのである。


コットンで、地味だった白いブラとショーツから、レースがついたカラフルなものへ。


不思議なもので、下着が変わっただけで昂揚感は半端なく、特に勇気を出して買った黒いレースのTバックを履いた日は、淫らな気持ちをさらに加速することになった。


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