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double-dealer
【学園物 官能小説】

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秘密の生徒指導-1

あの出来事があってから、友美の淫乱ぶりにはさらに拍車がかかってしまった。


表面的には、何も変わらない。真面目で勉強だけが取り柄の地味子の友美であった。が。


オナニーの回数は1日1、2回程度だったのが、多い時では3、4回に増えたのである。


引き金は無論、奈緒と野々村のセックスを見てしまったから。


当の奈緒と野々村は、友美にあられもない姿を見られていたことすら知らず、相変わらず秘密の逢瀬を重ねているようで。


でも、それが友美には都合がよかった。


奈緒が予定があると言った日は、大抵野々村と密会する日であることがわかった。


だから、その日は友美は何食わぬ顔で一旦家に帰り、そして再びあの禁断の場所へ足を運んで、二人の淫らな行為を覗き見ては、オナニーに耽る。


もう、何度も見てしまった奈緒の痴態。


それを知らない奈緒は、今まで通りに接してくるし、相変わらず野々村に積極的に話しかけにいかない。


友美はそんな彼女を白々しいとも思うようになっていた反面、もう奈緒と野々村に対する黒い感情は無くなっていた。


なぜなら、友美がこのまま知らないフリを続けていれば、奈緒と野々村があの美術室で身体を重ねるのを何度でも見られるから。


生の、しかも友達のそういう姿を見られるチャンスなんてそうそうない。


すでに友美の中では奈緒と野々村の存在は、オナニーのネタとなっていたのだ。


しかしその一方で、友美の中でまた新たな気持ちが芽生え始めていた。


純粋そうな見た目の奈緒の裏の顔は、セックスに溺れる淫らなメス。


あの真面目な奈緒をこんなにも淫らにさせてしまう、セックスという行為を友美自身も知りたくなってきたのだ。








「相馬、英訳写させて」


いつものように、隣の飛坂が話しかけてきた、穏やかな昼休み。


相変わらずのガキ臭い坊主頭の飛坂は、ニコニコと太陽みたいに眩しい笑顔をこちらに向けるけど。


「はい」


飛坂になんの興味もない友美は、目も合わせずに素っ気なくノートを渡した。


以前なら、ちょっとだけ抵抗して、飛坂を困らせるのを楽しんだりもしていたけど、そういうガキなやり取りすら、友美には時間の無駄に思えて来たからだ。


(飛坂にかまう暇があったら、少しでもあの快感に耽りたいのに)


昼休みになると、しばしばトイレと称して自慰行為に耽ることが多くなった友美。


休み時間や昼休みは奈緒と過ごすことが多かったが、もはや奈緒の顔を見るだけで、セックスしている時の姿が浮かんできて、堪らなくなる。


友美は、なるべく不自然にならない程度に、トイレに行く時間を見つけては、そこでの自慰行為にのめり込むようになっていた。




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