秘密の生徒指導-17
友美の脳裏によぎったのは、奈緒の乱れるあの姿。
あっ、猛……。気持ち……いいっ!!
野々村にペニスをぶっ刺されて、激しく腰を振られているのに、奈緒はそれを気持ちいいと、理性のないくらい乱れながら訴えていた。
泣きそうな声で喘ぎながら野々村を求めるあの姿を見てしまうと、セックスの快楽を知りたい気持ちが痛みを上回る。
「先生……止めないで下さい……」
「しかし……」
「お願いですっ、あたし……ずっと今までセックスしたくて堪らなかったんです! 最近じゃ、もう自分の欲望を抑えられなくて、学校でも一人でするようになってしまって……!!」
気付けば友美は涙を流して訴えていたのだ。
友達の性行為を覗き見ながらする自慰行為。
ものすごい興奮はしていたけれど、やはり達した後の罪悪感、虚しさは半端なく、それなのにそれを止めるどころか、性欲はますます増すばかり。
果ては教師を欲望のままに誘惑しようと暴走する始末。
きっと、このままじゃ自分が自分でなくなってしまう。
友美は、堕ちていく自分が怖かったのだ。
「先生……あたし、身体だけの関係でいいんですっ!! とにかく、めちゃくちゃにして欲しいっ、どんな恥ずかしいことでもしますからっ、いっぱいあたしにいやらしいことして下さいっ!!」
そこまで言われると、芦屋にもう迷いはなかった。
この真面目な相馬友美の裏の顔は、こんなにも淫乱なメスの顔。
教師と生徒という立場は、すでに芦屋の中では小さいものとなっていた。
だったら、この少女の望むまま、どこまでも一緒に性快楽に堕ちていってやる。
「……相馬、もうお前は俺のオモチャだ」
「う、嬉しいです……!」
冷めた瞳で見下ろしても、友美は涙を流しながら微笑んですらいる。
芦屋は、友美にとても優しいキスをしてから、
「んっ……!!」
ーーその引いていた腰を、友美のそれにグッと押し付けた。