探る-1
浴槽には、少し熱めの湯が張ってあり、浴室は湿った湯気に満ちていた。
美紀子は、両手を武史のズボンのベルトに括られたまま、浴室の床にペタンと座らされていた。
冷たい床に尻餅をついた美紀子は、下半身は裸だったが、上半身は首までずれたブラジャーと切り裂かれて両手に絡まっているシャツと手首を括っているベルトという不様な姿だった。
武史はプラスチックの桶に浴槽の湯を汲み、美紀子の手首にかけた。
シャツにしみ込んだ湯の重みで、美紀子の手は動かせないことを確かめた武史は、台所からラップとハサミを手にして戻って来た。
浴室の床に座り込んだままの美紀子を立たせ、身体に絡まっている衣類の残りをハサミを使って剥ぎ取っていった。
美紀子は両手首を括っているベルト以外は身につけていなかった。
「これでいい。
さぁ、この落とし前は……」
「人の家に入ってきて何を言ってるの?
あなた、自分のしていることがわかっているの?」
武史の言葉を遮るように美紀子は泣きながら叫んだ。
叫ぶたびに、垂れ気味の乳房が上下に揺れて一段と武史の目を引いた
「泣いた顔も可愛いよ。
それと喚くとプルプル震えるオッパイも……」
武史は小ぶりだが張りのある乳房に手を伸ばし、掴んでその感触を楽しんだ。
「ホント、いい形をしてるなぁ」
激しく叫ぶ美紀子の柔らかな頂点を親指の腹で撫でた。
「さぁ、これから、奥さんのすべてを味合わせてもらおうかな」
そう言って、タオルで身体を拭いてやった。
両手首を括られたまま、絶望的な表情を浮かべている美紀子を畳の部屋に連れ戻した。
「さぁ、座るんだ」
美紀子は、素っ裸のまま、今度は床の間を背にして畳に正座させられた。
「なにするのよ」
文句をいう美紀子が動けないことを確認して、武史は部屋の中から誰かにスマホをかけていた。
かけ終わると、袋の中をガサガサと探してマジックテープの付いているブルーのプラスチックのベルトを何本も取り出した。
「いいかげんにしてよ。
もう充分でしょ。もう帰ってちょうだい」
抗う美紀子を鎮めるために頬を平手で叩いた。
「やめて、やめて……」
美紀子の頬が赤く腫れていた。
鎮まった美紀子の両手首を括っていたベルトを外した。
「仰向けになるんだ!」
そして、今度は肘や手首が脚の内側になるようにして、プラスチックのベルトで右手首を右足首に、左手首を左足首にそれぞれ括った。さらに、肘と太腿をも、それぞれベルトで括った。
この結果、両手が脚の内側をまっすぐに伸び、そして、両脚は外側にくの字に曲がった格好になった。
もし、脚の力を抜くと重みで股間が自然に開いて、淡い毛に覆われた女の中心が丸見えになってしまう。
不安そうな顔の美紀子を一瞥して、両手と両足の指を透明なラップでグルグル巻きにした。
「さあ、これでひっかくことも蹴ることもできなくなったぞ」
そう言って、美紀子を畳の上に仰向けに転がした。
「ああん。いやぁ……」
両脚の重みで、身体が開き、女の秘所が見えそうになった。
あわてた美紀子は、力を込めて両手を寄せて見られまいとしている。
強張った筋肉と、不規則な息づかいでわかった。
「こんな格好にしてどうするつもり?」
いつまでも恥ずかしい格好にされたままで、美紀子はふて腐れたような、怒ったような声をたてた。しかし、その声には応えずに、武史は美紀子の身体ににじり寄った。
「さてと、……奥さんのマンコをしっかり見せてもらうよ」
「やぁ……」
先ほどは慌てて挿入したので美紀子の女の部分をしっかりと見る余裕はなかった。
だから、改めてジックリと見ることにしたのだ。
「ふふふ、奥さん。無理して。……そんなに力を入れちゃって……さぁ、楽になりなよ」
そう言って,武史は両膝に手を当て、軽く外側に突いた。
「ああっ、いやぁ。……見ないでぇ」
ついに、美紀子の抵抗も虚しく、天井を向いていた両膝が左右に倒れ、両脚が拡がっていった。
すると、中心部分がちょうど良く真上を向いていた。陰裂が左右にくつろぎ、内側のピンクの秘肉までがユックリ現れてきた。
まさに、男を迎え入れるのを待つような、じつに卑猥な姿だった。
(今まで、何人もの女を見てきたが……)
武史は、撮影で多くの人妻を見てきたが、左右不揃いな陰唇、伸び放題の陰毛、崩れきった膣口、どす黒く変色した土手など、そのどれもがひどい女の部分を晒していたのだ。
一番だと思っていたの“志津代”ですら、醜く汚らしく思われてしまうのだった。
武史は、あまりの神々しさに思わず声を失ってじっと見入ってしまった。
まず、張りのある乳房や太腿の割りに、美紀子の陰唇は小さかった。
そしてチョコレート色に綺麗に縁取りされたピンク色の陰唇は、蜜をたたえた池のほとりを丁寧に囲んで、まるで花弁のように見事に咲いていた。そして、あふれ出た蜜をたたえた内側は、ピンク色に輝いていた。その花弁の外側には細く柔らかい黒い毛が産毛のように取り囲んでいた。まさにもぎたての熟れた桃の果実のように瑞々しかったのだ。
その瑞々しさ溢れた陰唇だったが、初々しく見える一方、見方によっては、磨きこまれ、充分使い込まれた妖艶な年増の女のようにも見えるのだった。
(思い入れもあるのだろう……が、やはり美紀子のは別格だ)
そして、陰唇の始まり部分には、愛らしい突起がチョコンと顔を覗かせていた。
そこを指の腹で優しく撫でてやるとムクムクと膨らんできた。そして、硬い蕾のような木の芽が精一杯膨らんだ時には、まるでグミの実のように朱色に染まって、ヒクヒクと痙攣するのだった。
淫猥さと未熟さが混在したような美紀子の女の部分だった。