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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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無謀な決断-8

店を出ると天気は曇り気味、今にも雨が降りそうだ。

「あっ!お母さんからメール、手続きは終わったみたい。」
「じゃー早速一緒に病院に。」
「うん、あーそういや必要なバックとか家に置いて来ちゃった。」
「なら先行ってて、僕取りに行くから。」
「お願い、はぁー楽しみ。」

彼もそして私も気分が浮かれあがっていた、お互い早足でそれぞれの目的地へ向かい。

「♪ふんふんふぅーん♪」

私は一刻も早く病院に行きたいが為に、近道である公園を通っていった

別に病院へ着いたからといって今すぐ赤ん坊に会えるわけでもないのに。まずは入院して
それから数日は経つものと…。

この時の私は実に思い上がっていた、夢にまでみた彼との子がまさかこんなにも早く出会えるなんて…。

「っ!」

そんな私の気持ちを邪魔するように雨が降り出して。

「急がないと。」

それはただ早く出産したいからじゃない、体を冷やしたらお腹の子にも悪影響が。

今日ほど雨がうっとおしいと感じた日はないのかも知れない。そう思い私は念の為お腹を押さえ、走って向かう事に。

周りからしたらただの腹痛でトイレに行こうとしてる風に見えるかも知れないがそんな事言ってられない。

そして、ツルツルの階段を降りようとしたその時。

「あっ!」

最悪の事態が起きた…。


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