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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第5話 エスコート-2

「いいじゃん、別に。 明るく考えた方が人生たのしーよ。 クライミライよりアカルイミライ〜♪」

「適当だなぁ……無難にこなす方が絶対いいってこと、自分が一番分かってるくせに」

「適当ってね、軍隊用語だと『ベストを尽くす』って意味なんだって!」

「聞いちゃいない、か……もういい。 好きにすれば」

 にやにやしている【A2番】先輩に溜息をつく【A11番】先輩。

「もっちろん♪ 思いっきり楽しむつもりよ。 何しろ年に1度の学園祭だもん。 じゃあ、役割分担について、【A11】から話してもらいま〜す」

「はいはい。 一度しか言わないから、しっかり聞くように」

 半身を【A2番】先輩、もう半身を私達に向けて、【A11番】先輩が話します。

「今年のテーマは『潮』になった。 エスコートでは、基本的にAグループ生が話し相手を、B、Cグループ生が『介助用具』兼『荷物持ち』になってもらうんだけど、それぞれ『潮』を生かして務めてもらうから、そのつもりで。 それじゃ、B、Cグループ生は立って、『荷物持ち』の道具をとりにきなさい」

 促されるまま前に集まったところで配られたのは、ピカピカの『鎖(チェーン)』がジャラジャラつながった『トレイ』に『クリップ』、『フック』や『プラグ』の詰め合わせ。 学園に入る前ならいざ知らず、今となっては一目で使い方に見当がつきます。 先輩方の動きを真似つつ、トレイから伸びたクリップで乳首を挟み、エプロンみたいにオヘソで支えました。 続いてフック付きのアナルプラグを肛門に挿入し、フック付きの細いロックを尿道と膣に咥えさせます。 おそらく、来賓の方々がもってきた小物はトレイに並べて、バッグ類はお股に装着したフックに掛けて運ぶのでしょう。 手や顔が拘束されないだけ全然マシです。 

 荷物持ちの装いをとった上で、首輪に繋がれた鎖を握った【A2番】先輩に従い、私は部屋のなかをグルグル歩き回らされました。 

「どうどう、はいどう、はいどう」

 ポニーに話しかけるように、喉元をポンポン叩かれます。 もしかして『ポニープレイ』の応用なんでしょうか? 試しに足を膝が水平になるまで上げて歩いてみたら、【A2番】先輩が頭を撫でてくれました。 苦しいのを我慢し、息を殺して淡々と足をきびきび上下させると、大きく頷いてくれました。 なるほど、ただ荷物をもつだけにとどまらず、馬や機械のように振舞え、と……。

「……」

 望むところです。 感情を殺して振舞うのは私の18番(おはこ)ですから。
 
 視線の焦点を遠くにあわせ、追加で口に装着した『ハミ』を噛みしめます。 両手を背中で組んだ上で、爪先立ちで闊歩してみました。 姿勢がよかったからか、満足気にお尻をパァンとはたいてくれて、それで私の練習は合格です。

 荷物をトレイに乗せられた時は、トレイが傾かないようしっかり胸を張りました。 重たい荷物はアナルのフックに、小さい荷物は尿道フックにひっかけて、カバンが地面を擦らないよう、また常にカバンの様子が確認できるよう、動かずにいるときはお股を拡げるのも忘れません。 練習として5kg、3kg、1kgの錘をそれぞれアナルとオマンコ、尿道にぶら下げてみました。

 うーん……ちょっと重たいくらいで、頑張って締めれば何とかなりそうです。 普段の授業で鍛えてますし、【29番】さん程じゃありませんが、元々ケツ圧、膣圧には自信がありますし。
 
 2度ほど先輩にクリトリスを抓られました。 オマンコ用のプラグを膣液がつたい、フックで吊るした錘を汚してしまったからです。 来賓の私物に膣液をつけるなんて有り得ませんよね。 個人的には、だったらオマンコにぶら下げないで欲しいんですけど、そういうわけにもいきませんから、荷物係が努力するより他ありません。 なるべく大きなプラグを挿入し、感じないよう平静を保ち、その上で全力で締めつけて、液体が漏れる隙間を無くす。 口で言うのは簡単でも、実行となると中々大変です。 ジッと立ちっぱなしじゃなく、時には歩くし、階段も登ります。 先輩に首輪を引かれて、お股とおっぱいに色々ぶら下げて動きまわって、その上でおつゆにまで気を配って……それなりに高いハードルですよね。 オマンコの瞬発力より持久力が問題です。 ずっと締め続けなきゃいけないのがネックになる気がしました。 30分に1回くらい、休憩できればいいんですけど……どうなんでしょうか。 【A2番】先輩に『休むタイミングはありますか?』と聞いたら、『考えたら分かるでしょ』と言われました。 それってつまり『ない』っていう意味ですよね、どう考えても……ふう。 溜息が出ます。

 ただ、クラス演技は手こずった一方、個人での役割分担は本質的には苦になりません。 やっぱり、私はスタンドプレイに向いてます。 重たい荷物で膣やオケツを苛まれてはいましたが、1人の方が圧倒的に気が楽です。 

 そうして30分ほど荷物持ちを演じたところで、次の練習が始まりました。 様々な状況で来賓から備品扱いされた時、瞬時に応えるための練習です。 【A2番】と【A11番】先輩が描いた絵をもとに、その絵の対象になりかわって振舞わなくちゃいけません。 例えば先輩が【机】を描いたとしたら、両手両膝を地面について背中を机として提供します。 例えば先輩から【メモ帳】をやれ、といわれたらお腹をメモ用紙代わりにして、ペンでなぞりやすい高さにおへそを持ってゆきます。(臍回りが最もインクの乗りがいいらしいです) でも、先輩からいわれて演技するだけなら3流ですよね。 様々な状況で当意即妙に振舞う機転があって初めて、エスコート係が勤まるそうです。 
 


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