廃屋で-2
上着だけを脱がせた幸恵を後ろ手に縛り、立ち木に縛り付ける。
里子はブラウスのボタンを一つ一つ外して行き、ブラジャーをずり上げる。
服の上から想像していたよりも豊かなバストが露わになった。
「ああ……」
「恥ずかしい?」
「……はい……」
「でもそれが……」
「はい……すごく興奮してます……」
「そう……」
里子はスカートのフックを外し、ファスナーを下していく……スカートが足元にドーナツ状に落ちると、パンティを穿いていない下半身が露わになる、ストッキングもパンストではなく腿までのものだ。
「あああああ……」
「もう濡れてるわ」
「……はい……体の奥で火が燃えているような……」
「もっと燃え上がらせてあげる」
里子も上着をかなぐり捨てると、上着の下は黒い、スパンコールの付いたベスト、そのボタンを外して行くとブラジャーは着けておらず、豊かなバストが露わになる。
「これで私も上半身裸……愉しみましょう」
里子は幸恵の唇に自分の唇を重ねる。
女どおしの、長い濃厚なキス……淫靡な空気が裏庭を覆った。
「はあ……」
里子が唇を離すと幸恵から溜息が漏れる、甘い溜息だ。
長身の里子が膝を曲げ、幸恵のバストに自分のバストを押し付ける……重なり合い、潰しあう四つの乳房……。
「あああ……素敵です……柔らかい……」
「ええ、私も気持ちいいわ……」
里子は自分の乳首と幸恵の乳首をこすり合わせる。
「ああああ……気持ちいい……」
「私もよ……」
雲の切れ間から薄日が差し、二つの女体を照らし、輝かせる。
「お日様が見てるわ……二人の男性もね」
「あああ……見られてる……この姿を……」
「ええ、そうよ、こんなことをされるところも」
里子は幸恵の乳首を舐め始める。
「ああああ……いい……感じます……」
たっぷりと乳首への愛撫を加えた後、里子は大沢に声をかける。
「ここ、代わって頂けます?」
「ああ、もちろん良いが……幸恵は良いのか?」
「社長……お願いします……」
「ああ、そういうことなら……」
大沢が乳首を愛撫し始めると里子は屈んで性器を舐め始める。
「あああっ……あああ……ああああああああああ……」
「井上君、脚を」
井上が無言で頷き、幸恵の左脚を抱え上げる、剥き出しになった性器は更に里子の舌に舐め上げられ、差し入れられ、クリトリスを刺激される。
「ああああああああああああ……あああ……あああああああああああああああ……」
薄日のさす中、幸恵は絶頂を迎えようとしている。
「い……逝く……」
「逝きなさい、また何度でも逝かせてあげる」
「ああああああ……あああああああ……」
「そうよ、外で、太陽の下で……逝っていいのよ」
「ああああああああ…………あは…………」
がっくりとうな垂れた幸恵の顔を里子が上げさせる。
幸恵の瞳は潤み、涙が一筋頬を伝う。
「泣いてるの?」
幸恵がかぶりを振る。
「嬉しいんです……私、今本当に解放されました」
「どういう意味かしら?」
「話せば長くなります、それは後でゆっくりと……今はもっと責めて下さい、もっと自由にして下さい」
「そう、続けるわよ、いいわね?」
幸恵は即座に頷いた。