夜這い-2
2.
美佐子が身体をずらして空けた場所に、その夜這いが潜り込んできた。
何時脱いだのか、夜這いは一糸纏わぬ筋肉質の胸を、美佐子の乳房に押し付けてきた。
夫のノッペリと凹んだ胸と違って、ムキムキと盛り上がる胸板に美佐子の乳房は震えた。
(素晴らしいわ、こんな胸に一度抱かれてみたかった)
夜這いは美佐子を横抱きにしたまま、唇を合わせた。舌が入ってきたので、美佐子も自分の舌を絡めた。
気がつくと、仰向けになった美佐子の乳房を夜這いの両手がムチムチと揉んでいる。
「あっあああぁ〜〜〜」
夜這いの膝が股の間に割り込んできた。
美佐子は手を伸ばして、夜這いの股間を探った。
「まあ〜っ」
掴んだ肉棒は、指の中ではち切れんばかりに怒張をして、ヒクヒクと蠢いている。
火照った肉棒の先端から、ぬめりが漏れている。
「こんなに太いの入らないわ」
「大丈夫です、ご心配なく」
夜這いの言葉を信じて、美佐子はM型体位に股を開いた。
(一度でいいから、こんなの入れて見たかった)
ネットで読む官能小説は、夫のものとまるで違う。
元々気力が無く早漏気味の夫のモノしか知らない美佐子にとっては、小説に出てくるモノは憧れの的だった。
美佐子は、肉棒の先端から漏れ出るぬめりを、亀頭から包皮の周りに引き伸ばした。自分の割れ目は、十分に濡れている。
気配で、夜這いが腰を構えなおし、挿入に備えているのを感じた。
(いよいよだわ)
膣口に火照りを感じて、美佐子は目をつぶり息を止めた。
(今日は安全日だったかしら?しまった!!!もう間に合わない!!!)
「奥さん、大丈夫です、今日は安全日ですよ」
「な、何で、あなたがそんなことまで知っているの?」
息を吐きながら、力を抜いて股間を開く。
「あっあああぁぁっ〜〜〜あっあっうっうっっ」
メリメリと膣口が軋んで、熱いモノが入ってきた。
「すっ〜凄っ〜〜」
こつ〜コツ〜こつ〜コツ〜コッコッコッ〜〜〜
夜這いの恥骨が、美佐子の恥骨を叩く。
「いいっ〜いいっ〜ひっ〜ひっ〜ひつ〜〜〜」
美佐子も夜這いに合わせて、迎え腰を煽る。
びくん、ビクン、びくん、ビクン、びくん〜〜〜〜
肉棒が跳ねて、美佐子の脳が真っ白になった。