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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第4話 アドバイス-1

〜 2番の学園祭 ・ 特訓 ・ 〜


 学園の教室は、いつでも外から中が伺えるように、廊下側の壁が一部分ガラス張りになっています。 途方にくれて何気なく廊下に視線をやったとき、見慣れたベージュ色のスーツが通り過ぎました。 2号教官だ――と思う間もなく、私は廊下に飛び出していました。 2号教官は、無口で、厳しくて、他の教官方よりも圧倒的に多く補習を課してくる『鬼』です。 他のクラスからの評判は最悪で、私たちは担任で貧乏籤(びんぼうくじ)を引いたと専(もっぱ)らです。 でも、未だC−2組からは退学者が出ていません。 正直いって話しかけたくはないですし、授業以外で教官と話をしたことは一度もありません。 ただ、今の私には、いいえ、クラスのみんなには、厳しくてもキチンとした事実を教えてくれる大人が必要で……。

「あのっ、2号教官! チツマンコ丸出しで失礼します! す、少しだけお時間よろしいでしょうか」

「……?」

 息を切らせる私に、教官は小首を傾げました。

「どうしたの」

「学園祭でクラスに振られた演技が出来ずに困っています。 あの、あ、アドバイスをいただけませんでしょうか!」

「……学園祭は、生徒会の主催よ。 それだのに担任の力を借りるっていうのは、それって一種のルール違反になるわ。 貴方たちも、もちろん私も」

 静かに見下ろす教官は、微かですが、明らかに眉を顰めていました。

「しかも、生徒が主体的に構築する行事で、担任の仕事じゃないの。 私にもこの時期は色々別仕事があるし、決して時間に余裕があるわけじゃない。 今だってこれから会議に出かけなくちゃいけなくて、其処から先も延々仕事な立場です。 そういう私の事情を分かった上で、頼んでいるのかしら?」

「そ、それは……」

 グッとつまってしまいました。 教官の事情……正直、考えてなかったからです。 幼年学校だったら、私たちが何か頼んだ時、大抵お願いを聞いてくれました。 放課後に質問にいくと、仕事の手を止めて必ず私達を優先してくれました。 小道具が壊れてしまったとき、サッとその場で修理してくれたこともあります。 遠足先で下着を汚してしまったとき、すぐに代えを調達してきてくれました。 何か頼めば応えてくれる人……それが私にとっての『担任』でした。

 クラスのルールに従い、両手を股間に沿えて股間を前にだし、大陰唇を全開します。

「き、教官の事情を知らずに失礼しました。 汁だらけのチツマンコの奥から謝罪します」

「分かればいいのよ。 もう行っていいかしら」

「う……で、でも……」

「……でも?」

「一度だけで構いませんからっ、見てくださいませんでしょうか! クラスのみんなが困ってるんです! このままじゃどうしようもなくて、未熟で青臭いケツマンコの私には、どうしたらいいか分かりません! 教官の御力を貸してください! くっさいチツマンコおっぴろげてお願いします!」

 そのまま腰を落とし、第3姿勢に転じて頭を下げます。 ここで引いて教官に見捨てられれば、クラスがどうにもなりません。 

「……それで拡げてるつもりなら、話は終わりにしたいところね」

「失礼しました! 汚い持ち物を晒す無礼をお許しくださいっ、もっと奥までご覧くださいッ」

 陰唇を広げる指先に、今までで一番力をいれます。 おっぴろげるの言葉通り、全力で拡げるのが私が示せるせめてもの誠意です。 皺ひとつないカンカンに張ったピンク色の内壁を、拡げた掌の面積並に拡げました。 オマンコを摘まんだ指先に力が入り過ぎて、陰唇の縁には血が滲みます。 痛いのと、情けないのと、何よりオマンコを拡げるくらいしかできない自分が悔しくて、知らないうちに視界は涙で淡く霞んでいました。



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