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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第3話 もめ事-2

 生徒会の前でチェックを受けるまで、残された時間は少しです。 呑んだばかりの『ひまし油』がお腹を下る30分。 勢いで飲み干した私を含め、みんなして漏れそうになるアナルをむんずと締めます。 それぞれのお尻がキリリと締まっています。 普段柔らかそうなお尻だけに、揃って力をいれた尻たぶが壮観でした。
 それから30分ごとに5人組を作って、連結パイプを咥えながらの『噴水』です。 丸まったパイプの先端をソッと挿入します。 次にジワッと力を抜いて、溜まった油をパイプ内部に充填しました。 ゆるゆるとお尻の穴を通る油は、パイプで拡張されているとはいえ、アナルの内側を擦ります。 感触だけでいうと、太いウンチをひりだすのと比べて遜色ありません。 パイプの中に油が満タンになると、微妙な抵抗がアナルに掛かるそうです。 ……私にはその辺の微妙さは、正直よくわかりません。 【22番】さんや【29番】さんが『ストップ!』っていうのを聞いて、何とはなしに気張るのを止めます。 そうしておいて、いっせーのーでの掛け声に合わせ、んんっ、思いきり極太のウンチをする要領で気張れば、

 ……ピュゥ〜〜〜……ピュゥ。

 5人が寄せたお尻の中央から、弱々しいですけど、一応水しぶきが真上に飛んでくれました。 高さもこれまでで一番高い――といっても1メートル弱でしたけど――です! 全力で気張って出しきるまでの40秒。 多少の波はあるものの、噴水は高さを維持してくれました。 私達が『ひまし油』に慣れてきたせいか、気張るタイミングと強さが揃ってきたせいなのかは分かりません。 目標の3メートルにも遠く及びませんが……でも、見ていたクラスメイトから拍手が起きました。 油を飲んで、ウンチして、また飲んで、ウンチして……そんな行為の繰り返しでも、進歩が体感できればうれしくなるから不思議です。 ギュッと気張り続けた倦怠感と、お腹が空っぽになった爽快感とを振り切って、私たちはおずおずとお尻からパイプを抜きました。 

「つ、次の5人は用意してください。 よろしくお願いします」 

「「はいっ」」

 油と腸液でテカった連結パイプを、『ひまし油』で膨らんだお腹に脂汗を滲ませた、次の5人が受け取ってくれました。 交代した私達は、次の次のそのまた次にくる出番に備え、再びくっさい『ひまし油』を胃、腸の中に充填です。 鼻を摘まんで、いっきに喉奥に流し込めたら楽なんですが、粘り気のつよい油だから、どうしてもゴクゴクと飲み続けなくちゃいけません。 

 そんな風にして各グループが3回噴水に挑戦することが出来ました。 指定の演技が出来てないことを叱られると思うと憂鬱になります……。 結局1回も3メートル越えは出来ませんでしたけど、もう時間がありません。 私たちはそれぞれ持てるだけの『ひまし油』と、茶色い欠片がこびりついた『連結パイプ』を携えて、チェック会場として指定された第1グラウンドへ出発しました。 

 ただ、叱られるとしても、そこまで叱られないような気がしていました。 だって、まだ学園祭当日まで2日あります。 考えてみれば他のクラスにしても、私達かそれ以上に無茶な指示を受けているはずです。 だから、最初のチェックでいきなり完璧な演技が出来るわけないんです。 願わくば私たちC−2組が最下位じゃありませんように……もっとダメなクラスがありますように……ネガティブな願いなのは分かっていますが、これが偽りない私自身の本音でした。





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