罰ゲームはセックス野球拳-1
秘宝館の観客実演型ショーは佳境を迎えていた。
意味の分からない、罰ゲーム「セックス野球拳」が開始されようとしている。
彩子とヴァギ奈がじゃんけんをする。
彩子が負ければ、美来と山田が一枚ずつ服を脱ぎ、その度に山田は立ちバックの姿勢の美来のお尻に自分の股間を押し当て、模擬セックスをするのだ。
もちろん、二人とも全裸になれば、それは模擬ではなく、本物のセックスをするという意味だ。
ヴァギ奈が負ければ、彩子が脱ぐことになる。
そして、彩子が全裸になったら、罰として、山田は彩子と生でセックスする。
勢いよく手短いに説明されたせいで誰も気付いていないが、彩子とヴァギ奈のどっちかが負けても、結局は、この勝負、彩子か
美来のどちらかがセックスする羽目になるのだ。
タクが山田の拘束を緩めた。
手は背中に回されて手錠をされているが、足は自由になり、その代わり、手錠から短めのロープが天井に繋がっており、行動範囲は限定されている。
下半身裸の山田は、その勃起した肉棒を美来のロングスカート越しのお尻に押し当てた。
「きゃっ！」
「あらあらぁ、山田はもう上半身二枚しか残ってないから、いきなり汚いイチモツが美来さんのスカートにくっ付いちゃったわぁ、あっはっはぁ〜」
ヴァギ奈が高い声で笑う。
山田はもう我慢できずに、その丸裸の下半身を美来のスカートに包まれた丸い大きめのお尻に擦り付ける。
もう理性など吹き飛んでいるのだ。
「あっ……ああっ……」
美来はうなだれる。
しかし、ヴァギ奈はお構いなしにゲームをスタートさせた。
「いくわよぉ、やぁ〜きゅうぅぅ、すぅ〜るなら……」
よよいのよいっ！ の掛け声で、勝負が始まった。
「ああぁっ……」
彩子がか弱く声を出す。
彩子の負けだ。