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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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僅かな希望-1

タクミはまた、
愛撫をし始めていた。

ちづるは
エッチをしたいという欲望と
タクミへの恐怖心
2つの感情が入り交り
震えている。

数を数える、という事をこなすのに
必死だった。

それしか、出来なかった。

頭の中が真っ白に、
ぼんやりとしてくる。

それでも、
数を数え終わればエッチが出来る、
と僅かな希望を持っていた。

「 〜っ、はぁ、、 ぁ あ
 は っ  はぁ   」


   4じゅう 

        3 〜っ、、 





タクミは
愛撫をしながら時折、
中指をちづるの膣の中に
ぬるりと入れる。

指はゆっくりと
クリトリスの横を通るが
タクミは、少しの時間触ると、
すぐに指を抜いてしまう。

それを、何度もじっくりと続けた。

ちづるは
我慢の限界だった。

タクミに哀願する。

「 〜っ、、 ふぅ っ
 んっ、、 私 〜っ、
    もう      」


「 、 、はーーー、、
 なぁに?  はーーー、、」

「 〜っ、、 
 がま ん 出来ない、 、
 エッチ したい  〜っ、、」


「、 、、はーーー、、
  ふ  ふふっ  」

「 〜っ、? 、 ふ ぅん 」

「なんかーー、、
 セリフっぽいねぇ  」


「 っ!  〜っ、 、」


「『我慢 出来ない?』
 ふふっ、、
 エロDVD で、誰か言ってたなぁ。
 はーー、、  あ、
 ななみちゃんだ  」


「 〜っ! 、 、、 ふぅ んっ」


「 、、 後、何回 ?」


「 ぇ?  ぁ、、 あと、
 4回 〜っ、 、  はぁ 」


  あと 4回で


    やっと  エッチが 、、


  タクミ 君と  


    早く 〜  っ、、
  
      早く 


「 っ はーーー、、 
そんなに、俺の股間ばっか
   見ないでよ
 はぁ、、 脱いであげよっか、。」


「 ぇ、?  、、ぁ  」


タクミは
ズボンとパンツを同時に脱ぐ。
完全に勃起している。
ちづるはそれを見て
ごくんと唾を飲み込む。

タクミは、ちづるに
覆い被さり頬っぺたにキスをする。
至近距離で
2人は見つめ合う。
タクミは優しく微笑んでいる。

が、

ちづるはタクミの動きに気がつく。


タクミの息が荒い。

ぼんやりとしたちづるの視界の中。
タクミの身体が揺れている。


ちづるは
ゆっくりと視線を落とす。


「  、 ぇっ? 」
     

タクミは、
オナニーをしている。

ちづるは目を疑った。

しばらくぼんやりとタクミを
見ていたが、ハッとする。

射精をしてしまったら、
エッチが出来ない。

「 〜っ、ま っ て、、
 タクミ君 っ  !  」

「 はーーー、、っ はぁ、、
 ぁ″ーー、、、
   はぁ   ぁ 〜っ!  」




タクミは射精した。
白くねばついた液体が
ちづるのお腹の上に落ちる。

射精をした瞬間の顔を
ちづるは見ていた。

タクミは、
その瞬間、意地悪そうな顔をして
微笑んでいた。


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