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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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来客-6

2人が沈黙した後、
知可子は呟く。

「まぁ、そりゃあ、、。
      そうよね。」

「、 、 、、はい。」

「 っ はーーー。
 なるほど ね、、、。」

  いい大人が

 彼女の事を
  他の男が送っただけで 
     なんで 怒るの? 

 って思ったけど
   

  大人じゃ なかったのね


「俺、、。
 気をつけます。」 

「 え?」

「これからは、
  泣かさないように、、。」

「 !  、 、、。」



知可子は少し驚いてタクミを
見つめる。
少しだけ微笑んで
「そうだね。そうしてあげて。」
と言い、その場を去った。

タクミは、
知可子が見えなくなるまで
見送った。
その後に、
市営住宅のちづるの家の2階を眺める。

気持ちを改め、
少し深呼吸してから
急ぎ足で階段を登った。

玄関を開けると、
ちづるは居た。

廊下の玄関口に立っていて
タクミを待っていた。

潤んだ目でタクミを見つめる。

タクミは、靴も脱がずに
ちづるの腕を引っ張り、
自分の身体にちづるを引き寄せて
抱きしめた。

ちづるは泣きながら、
タクミの胸で呟く。

「〜っ、、 ふっ、 っ 
 タクミくん 
 ごめ 〜っ、、 なさい  」

「、 、、っ  俺も 
     ごめん。 」

「〜っ、、 っ  
 ぅ″ーー 〜っ、ふっ  ぅ 」


「、、、。
  知可子さんに、
   バレちゃったよ? 」


「〜っ、  んっ、、 ぅん 」


「ちづちゃんが、、
 泣かなかったら
   バレなかったのに。」 


「んっ、 、  
 ふぅ 〜っ   うん 」


「ほんとーさぁ、、。
   器用じゃないよね。
 、、って、 俺も か?」


「 〜っ、  、っ   
       んっ  」


  タクミ君 

      
    あったかい


 
  戻って きてくれた




2人はしばらく
その場で抱きしめあっていた。
ちづるは、
なかなか泣き止まない。
涙を止めてあげたくて
タクミはちづるの背中を擦ったが、
その行為がまた、
ちづるを泣かせた。


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