69-2
ちづるは、
少し戸惑いながら
最初にタクミの頬に
それから唇に
触れるようにキスをしてゆく。
首筋にキスをすると
タクミが思わず言う。
「 っ、
くすぐったーーい 」
「ん 、、 」
「ちゃーんと、、
数えてるから ね?」
「〜っ ! 、、ん」
タクミが優しい目をして
ちづるの頬を撫でてそう言った。
首筋から胸に、移動する。
触れるようなキスを続ける。
タクミは
ちづるを愛しく思い
頭を撫でる。
ちづるがタクミのお腹の
辺りをキスしていると
タクミが言う。
「15 、、。」
「 ん、 、、」
キスが
お腹から腰へ移動する。
タクミは
少しだけ勃起し始めている。
タクミが言う。
「30、、。
残り9回になったよ。」
「、、ん 」
「交代しよっか。」
「 ぇ?」
「後の9回は〜、、
ちょっと、とっておいてよ。」
「 、、うん。」
2人はモソモソと布団の中で
動いて体勢を変えて
今度はちづるが
仰向けに寝る。
ゆっくりと
ちづるの唇にキスをした後、
首や肩にキスをしてゆく。
ちづるは頭の中で
キスの回数を数える。
気がつくと
タクミは微笑んでいた。
ちづるが言う。
「 ? 〜っ、
なんで笑ってるの?」
「んーー?
ふふっ、 なんでだろう、、。」
「 〜っ、? んっ 」
触れるようなキスが
くすぐったい。
タクミはまだ満足そうに
微笑んでいる。
静かに呟く。
「、、 69ってー、、、」
「〜っ、? 」
「なんかー、、
楽し ーーー、、、。」
「〜っ ? 、、んっ 」
本当にこれが
69 なのかな
しない?
って聞いてきたって事は
タクミ君はした事あるはずなのに
「今、俺何回した?」
「ぇ? 、、 8回 」
「そっか。 」
「、、っ タクミ君、これ 」
「ん?」
「これ、、本当に
「脚。」
ぇ? 」
「脚。 開いて。」
「、、ん 」
タクミはちづるの両膝を持ち
脚をM字に開く。
タクミは、ゆっくりと
太ももの内側にキスをしてゆく。
くすぐったさともどかしさに
ちづるは思わず両手を口に当てる。
今までの触れるようなキスとは違い
タクミは太ももに
キスをする度に舐め始めていた。
ちづるが、
濡れ始めている事に
タクミは気がついていた。
焦らすように手で太ももを撫でる。
ちづるは必死に声を堪えた。
「ふ、ぅ、、〜っ ん 」
「ふふっ 気持ちい?」
「 ん、、 っ うん 」
早く エッチしたい
あ、 。
「 ぁと、 、5回、、」
「んーー? 」
「 〜っ、、
ょ 4 かい 〜っ、はぁ 」
「、 、、 。」
「 3 、、 ん 」
「 、、ふふっ じゃー、、
最後は口に戻ろうかなー、、。」
「 ぇ?」
タクミはそう言うと
体勢を変える。
ちづるの顔の至近距離に
タクミの顔が現れた。
唇にキスをする。
ディープキスをした後に
タクミはちづるの顔をじっと見つめる。
その後にこう言った。
「69の時は、、
エッチはしないよね?」
「 、 ぇっ? 」
「 え?
、、普通、しないよ?」
「、 、、 、、。」
え ?
エッチを
しない?
なんで ??
「はーい、、最後の1回。」
「、 っ 」
タクミは、
最後は触れるように
唇にキスをした。