局部穴開き性教育用等身大パネル-1
ここは観客実演型秘宝館……。
その名に恥じないアトラクションが用意されていた。
「さあ、三夏さん……、遅刻の罰を受けて貰うわよ。ワタクシの館内ショーに遅刻してきた人なんて、あなたが初めてなんだから……」
「そ、そんな……、アタシ……、何も……、何も知らなくて……」
部屋の中では、タクとカブと呼ばれる大男(ヴァギ奈の弟)二人が、山田とマサカズを磔台から下し、革張りのリクライニングチェアに座らせると、やはり手足を固定した。
二人はまだ意識を完全には取り戻しておらず、「うぅ〜ん」、「うぐぅ〜ん」と唸り声を上げている。
下半身は丸出しである……。
「お、おい、いくら何でもやり過ぎだろっ! あんたっ!」
部屋に響く大きな声で、石田が言った。
「あら? 石田さん……、なにかご不満かしら?」
「で、電気ショックなんかで……、もし身体に万が一でもあったら、どうするんだっ!」
「ないわよ……」
「えっ?」
「そんなことくらい、ワタクシ分かってますわよ……、失神するレベル、それもギリギリ失神するレベルのパワーに絞ってますのよ」
「そんなこと言ったって……、万が一が……」
「あら、もぅ……、嫌だわ、良い雰囲気が台無しね……」
「せ、性器を露出させられるなんて、聞いてないぞっ!」
「石田……さぁん……」
石田の顔が強張る。
ヴァギ奈は長い棒状のスタンガンをバチッバチッと鳴らしながら、その冷たい黒い表面を石田の顔に擦りつける。
「お、おいっ! やめろっ!」
石田は恐怖の中で必死にヴァギ奈に盾突くが、ヴァギ奈はスイッチの入っていない黒い棒を、今度は石田の股間に押し当て、グリグリと力を入れながら……。
「ねえ? 石田さぁん……、あなたもさっき勃起してたじゃない? 幸江さんや彩子さん、それに三夏さんのエッチな姿を見ることが出来て、幸せなんじゃないの?」
「そ……、それは……」
「本当は誰もが皆、エッチな事をしたいのよ……」
黒い棒を持ち、それを椅子に拘束された客たちの頬に優しく当てながら、ヴァギ奈は部屋の中を歩き回る。
「ねえ? 失禁するくらい、気持ち良かったものね? 彩子さん?」
「そ……、そんな……」
「ねえ? あなたも気持ち良かったわよね? 幸江さん?」
「……」
「文華さん、美来さん……、あなたたち二人も、早く気持ち良くなりたいわよね?」
「そ……、そんなことは……」 (美来)
「わ、私は嫌だわ……、恥ずかしいっ」 (文華)
それぞれの返答などには聞く耳を持たず、ヴァギ奈はまた正面に戻ってきた。
「もう……、あなたたちは、この場から逃れることはできないわ……、ねえ? 三夏さん?」
「い、嫌だよぉ……、恥ずかしいことなんて……したくないしぃ……」
「皆さんにはハッキリと言っておくわ!」
ヴァギ奈は一枚の紙切れを手に持ち、それを高く掲げた。