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草食系男子の憂鬱
【ラブコメ 官能小説】

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阿部泰朗の場合-1

世の思春期男子の皆が皆おっぱいにトキメく訳ではない。
いや、勿論多数派はトキメくのだろうが、少なくとも僕はトキメいたりしない。正確に言うと、トキメキ<<<<<<<越えられない壁<<<<<<<面倒臭さ、という図式が成立してしまう、というだけの話なのだが。

しかし、志保里ちゃんはそれを理解しない。
何度説明しても、お願いしても、理解しない。
そもそも理解する必要性を認めてくれない。



よって、僕は今日も志保里ちゃんにズボンを剥ぎ取られる。



「泰朗く〜ん♪」
「今日はヤダ」
「またまたぁ(笑)」
「いやマジで」
「勃ってるけど?」(カチャカチャ←ズボン&パンツを脱がせる音)
「それは生理現象なんだ」
「あっ!新種の棒アイスを発見!」(かぷっ!★)
「ぐおっ!卑怯なり!!」


かくして、僕のエロく楽しくも面倒臭い憂鬱は続く。


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